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羽倉賞受賞記念講演会&ネットワークパーティ開催レポート

 

第2回羽倉賞作品募集が8月1日よりスタートします。本年の作品・取り組みを募集するに先立ち、前回の受賞を記念した講演会とネットワークパーティを開催しました。第1回羽倉賞(2017年11月16日授賞式)の受賞者4名をお招きして貴重なご講演を聞ける機会を設け、広く一般の方にもご参加いただけました。最先端の講演は好評を賜り、表現技術の利用推進という目的に貢献できました。表現技術関連企業様をはじめ、クリエイター様、報道関係者様、研究者様、関係団体様など当協会らしい多彩な顔ぶれの皆さまで当日はたいへん盛況でした。お暑い中、足をお運びいただいた皆さまに御礼申し上げます。時代の最先端を牽引される受賞者の皆さまのご講演内容を、以下で一部ご紹介させていただきます。
羽倉賞受賞記念講演会 開催レポート
 開催日:2018年7月17日(火) 会場:(株)フォーラムエイト
主催:一般財団法人最先端表現技術利用推進協会 協賛:(株)フォーラムエイト

 

羽倉賞
発表者
株式会社資生堂 花原正基氏

作品名
Tele Beauty
 


資生堂クリエイティブ本部(受賞当時・宣伝デザイン部)は最新テクノロジーを応用するDesign R&Dプロジェクトを手がけておられます。受賞作品であるTeleBeautyもその一環として開発された作品です。高度な画像処理技術と、資生堂ならではのメイク技術が見事に融合された作品を実際の動画と共にご紹介いただきました。シンプルなUIによって、状況に合わせたメークパターンが数種類用意されていること、ストレスなくオンライン会議に参加することができ、機能とデザイン性が見事に両立されている様子をご発表いただきました。「オンライン会議で化粧を気にするのは日本独自の文化では?」といった指摘もあったといいますが、SXSW2017(アメリカ)に出展したところ世界の女性からも好評を得ることができました。

 

 

VR技術奨励賞
発表者
金沢美術工芸大学 中安翌氏

作品名 「Luminescent Tentacles
 


中安氏は「常に美的なものから触発や刺激を受け作品を制作している」と言います。今回作品にあるような触手的なものに関しては、先行作品が何点か存在していたので、特に「なめらかな動き」をテーマに作品制作に取り組まれています。発表の中で、素材の進化やさまざまな技術的な課題を解決してようやく完成へと辿り着かれた様子を具体的にご紹介いただきました。作品(作品紹介動画参照)のなかで256本設置したアクチュエータ=触手は、1本ずつ形状記憶合金に流れる電流の制御によって6方向に曲げることができます。この触手を個々に制御する事で、より滑らかで自然な動きを実現することが可能となりました。今回、この作品の為に開発された「触手ユニット」はメーカーとの協力で現在製品化が計画中とのお話もあり、中安氏の今後の活躍と期待が高まる発表となりました。

 


映像技術奨励賞
発表者
和歌山大学 天野敏之氏

作品名 「日本橋三越本店天女像音と光のインスタレーション
 


カメラを使った光学フィードバックによって、見かけの色彩や様々な質感を自由に操作できる投影システムについて事例を用いたご発表です。この投影システムは、リアルタイムにカメラで撮影した映像に対してその場で演算し、フィードバックを掛けることで、動態や、複雑な形状に対しても投影が実現可能です。作品で対象となった日本橋三越本店天女像は、高さ10mとたいへん大きく、木彫りで、複雑な形状をしていますので、縦に3分割して3台の光学フィードバックシステムを用いてインスタレーションを実現させたとのことです。3台の同期に工夫したことなど、制作秘話もお話しいただきました。その後も投影システムの高性能化を図っており、活用事例として飴やグミに対する投影、花や木の枝などのさらに細かいものにも投影可能となった様子などをご紹介いただきました。

 


表現技術利用促進奨励賞
発表者
和歌山大学 尾久土正己氏

作品名 「実写全天映像を使ったスポーツ・観光の新たな映像表現の普及
 


尾久土氏が全天映像への取り組みを本格化したのは、2009年の皆既日食がきっかけでした。元々天文関係に従事していた尾久土氏は、活動拠点の奄美大島からインターネット経由してプラネタリウムへ皆既日食を投影することを試みました。このことで、プラネタリウムで月の影によって空が暗くなっていく様子を全天周に上映して、これまでにない映像体験の実現に成功したといいます。氏は、全国に300近くあるプラネタリウムを利用して地域の観光名所を紹介したり、またスポーツ中継などに用いることで地域振興を目指されています。その一環である受賞作品は、収差の少ない特注の魚眼レンズを4Kカメラに装着して撮影されました。現在のプラネタリウムの最高の解像度は16Kなので、16Kの実写映像を撮影できるよう、今後の技術進歩に期待されているとのことです。尾久土氏はオリンピックなどのスポーツイベントでの全天映像の活用に向けて現在も鋭意活動中です。

 

会員作品展示

シリコンスタジオ株式会社様(法人会員)資料配付
傘木宏夫氏(NPO地域づくり工房)パネル展示
渡辺雄志氏(映像ディレクター)動画、パネル展示
中森寛太氏(公益財団法人鎌倉能舞台)資料配付
石川洵氏(石川光学造形研究所)光学装置の展示
・3次元映像のフォーラム会誌「3D映像」展示

 

ネットワークパーティ

講演会後にネットワークパーティを行いました。登壇者の皆さまをはじめ、当協会会員様、一般のご来場者様、当協会関係者など、多くの方々にご参加いただき、楽しいご歓談と交流が和やかに行われました。羽倉賞受賞記念講演会&ネットワークパーティへご参加とご協力をいただいた皆さまに御礼を申し上げます。

 

 

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)総会・シンポジウムレポート

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)は、高い臨場感を有する情報メディアを実現するための技術開発や情報交換、異分野交流を目的として、企業、有識者、総務省によって設立された団体です。 表技協は同フォーラムに会員組織(正会員)として参加しています。2018年6月1日、
日本科学未来館で開催されたURCF総会・シンポジウムについて概要を報告いたします。
(情報をお寄せくださった会員様には感謝いたします。)

1.総会
・会員数:  正会員67名、特別会員153名
・活動報告: 平成29年度は、「ICT働き方改革WG」と「2020WG」の2つのWGの新設および、
       「裸眼立体映像伝送WG」と「MPEG-FTV WG」をサブWGからWGとし、体制強化
       を行って積極的な活動を行いました。
・議案:   平成29年度活動・決算・会計監査報告、平成30年度事業計画など、7議案が承認
       されました。

2.ワーキンググループ
・実空間メディアWG:
 表技協町田会長がリーダーを務めるWG活動報告の中で、表技協共催で2017年9月8日に開催した
 「実空間メディアとしてのVRを考えるvol.2」セミナーの紹介を行いました。
・全天映像WG:
 和歌山大学 尾久土先生がリーダーを務めるWG活動報告の中で、2017年羽倉賞奨励賞を受賞された
 ことを紹介いただきました。

3.シンポジウム
・「VRとライブエンターテイメントの可能性」と題して演出家の宮本亜門氏による、以下のような
 基調講演があり、盛況でした。

★演出家とは?
 「台本、譜面を、大きく脹らませ → 人を感動させる」
 「人を感動させる → 物事を深く感じて、心を動かす」
 という思いで創作された、以下のような映像技術を使った演出表現を紹介いただきました。

★スポーツ・文化・ワールド・フォーラム 文化イベント 公式プログラム
 「The Land of the Rising Sun」   チームラボとの演出コラボレーション

★3D映像を使用した「能」の 演出 『YUGEN 幽玄』
 能の表現 → あの世の世界 → 見えない世界を演出
 宮本亜門氏の公式ブログも参照ください。
 (http://blog.amonmiyamoto.com/?eid=361

★上賀茂神社 「降臨」奉納劇

★葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏
 葛飾北斎の眼 → ハイスピードカメラで撮ったかな? と思わせる細部までの描画
 画狂人 北斎(大英博物館での朗読劇)
 宮本亜門氏の公式Twitterも参照ください。
 (https://twitter.com/amonmiyamoto/status/890971503684194305

羽倉賞受賞記念講演会&ネットワークパーティのご案内

「羽倉賞」は2017年、表技協創設者である故・羽倉弘之氏の功績を称え、優れた最先端表現技術の
活用事例を表彰する目的でスタートしました。本年も作品を広く募るにあたって、第1回受賞者の
皆様による記念講演・ネットワークパーティを開催します。受賞作品紹介と併せて、最先端表現
技術を活用した各種システム展示も実施いたします。

当協会会員に、皆さまの活動をご紹介するスペースを設けさせていただきます。
実施要項
日 程  2018年 7 17日(火) 時 間  14:00~19:00(開場13:30)
会 場  株式会社フォーラムエイト東京本社 セミナールーム
 品川駅徒歩5分 品川インターシティA棟21階
参加資格  どなたでもご参加いただけます。
参 加 費  無料
申込方法  → 申込み締切りました。
主催:(一財)最先端表現技術利用推進協会 / 協賛:株式会社フォーラムエイト

プログラム
13:30-14:00
 開場・ショールーム展示見学
14:00-14:10
 ご挨拶/表技協の活動と羽倉賞について
 (一財)最先端表現技術利用推進協会会長
14:10-14:50
 実写全天映像を使ったスポーツ・観光の新たな映像表現の普及
 和歌山大学 尾久土 正己
14:50-15:30
 日本橋三越本店天女像音と光のインスタレーション
 和歌山大学 天野 敏之
15:30-15:40
 休憩
15:40-16:20
 Luminescent Tentacle
 金沢美術工芸大学 中安 翌
16:20-17:00
 Tele Beauty
 株式会社資生堂 花原 正基
17:00-17:30
 ショールーム展示見学
17:30-19:00
 ネットワークパーティ

◇関連ページ:第1回羽倉賞発表
▲第1回羽倉賞表彰式の様子
左から町田氏、天野氏(映像技術奨励賞)、
花原氏(羽倉賞)、
尾久土氏(表現技術利用促進奨励賞)
羽倉賞 「Tele Beauty」 株式会社資生堂
高速・高精度の顔認識とメーキャップの仕上がり
を再現するCG・画像処理技術を融合した表現技術
表現技術利用促進奨励賞
「実写全天映像を使ったスポーツ・観光の新たな映像表現の普及」
 ドームスクリーン向け実写全天映像
和歌山大学 尾久土 正己氏
映像技術奨励賞
「日本橋三越本店天女像音と光のインスタレーション」
 光学フィードバックによる実時間質感操作技術
和歌山大学 天野 敏之氏
VR技術奨励賞
「Luminescent Tentacles」

キネティックサーフェイスシステム
金沢美術工芸大学 中安 翌氏

第23回合同部会「モーションキャプチャスタジオ見学」

日 時:2018年6月11日(月)15:00~17:00
場所:恵比寿 株式会社ディーワン MOTION CAPTURE STUDIO

■「モーションキャプチャスタジオ見学」

今回の部会は、株式会社ディーワン 様のご協力によりモーションキャプチャ
スタジオを見学しました。 代表取締役 半澤 剛 様よりスタジオのご紹介、
モーションキャプチャ実演、ポストプロセスのご説明、質疑応答を行って
いただきました。


株式会社ディーワン エントランスにて
合同部会参加メンバー

半澤 様によるご説明

■モーションキャプチャスタジオは、恵比寿駅徒歩9分という便利な場所にあり、
地下2階構造で郊外にある大規模スタジオに比べて、半日単位で使用できる利便性の高さが特長
となっています。 


スタジオ全景

スタジオ全景(反対側)

■剣の動作のモーションキャプチャを実演させていただきました、剣に
取り付けた5点ほどのマーカで、回転も含めて剣の動きがリアルタイム
にキャプチャされる様子を体験できました。


モーションキャプチャ実演

キャプチャされた剣の動き

■モーションキャプチャの後に、マーカの動きを人形モデルにマッピング
させ、その動きをCGの骨格モデルに対応させてCGを作成する、ポスト
プロセスについてご説明いただきました。


骨格モデルとマーカの対応

出来上がったCGのイメージ(動画)

■モーションキャプチャの利点は、個人の技量によらず比較的簡単に、
ある一定品質のCGを作成できるところであり、最近利用されるケースが
増えているということです。

次回の合同部会は、「羽倉賞受賞記念講演会&ネットワークパーティ」を開催します。
日時: 2018年7月17日(火)14:00-19:00
場所: 品川 株式会社フォーラムエイト東京本社 セミナールーム

本イベントは、表技協会員の皆さまが一堂に会する機会です。
講演会の後は会員の皆さまやパーティで交流いただけます。
ぜひとも参加ください。

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)シンポジウム2018に出展

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)は、高い臨場感を有する
情報メディアを実現するための技術開発や情報交換、異分野交流を目的として、
企業、有識者、総務省によって設立された団体です。 表技協は同フォーラムに
会員組織として参加しています。

2018年6月1日、日本科学未来館で開催されたURCFシンポジウムで、表技協は
「伝統文化プロジェクトの紹介」として、合掌造り3DVR、およびエア書道の
展示を行いました。

シンポジウム/展示は、演出家の宮本亜門氏が基調講演を行うということで、
盛況でした。 宮本亜門氏は、表技協の展示ブースに来場され、エア書道の体験
もしていただきました。


展示ブース

エア書道


町田会長による宮本亜門氏への説明


宮本亜門氏によるエア書道体験

第22回合同部会「視差調整キャリブレーションソフトの必要性」

日 時:2018年5月14日(月)15:00~17:00
場所:株式会社フォーラムエイト東京本社プレゼンテーションルーム

■VRやAR用ゴーグルをより快適に使用するために
「視差調整キャリブレーションソフトの必要性」

今回の部会は、VRゴーグルの調整について町田会長の講演と、安田様より
「VR瞳孔間キャリブレーションソフトIPD-360VR」をご紹介いただきました。


町田会長ご講演

講演聴講

■町田会長より、VRゴーグルにおける視差調整の重要性について講演頂きました。
表技協_IPD360VR_公開用.pdf 参照ください)


安田様

キャリブレーション体験

■安田裕治様(株式会社B.b.designLab 代表取締役)
安田様の開発された「VR瞳孔間キャリブレーションソフトIPD-360VR」のご説明と、
スマホ用VRゴーグルを使って、キャリブレーションの体験をさせていただきました。
VRゴーグルを付けてVR空間上に表示されるマークから、一番よく見える物を
頭を回転させて選択することで、ソフト的な瞳孔間隔の調整ができ、VR映像が
見やすくなるのが体験できました。

■テレビ会議システムによる合同部会の実施
今回、テレビ会議システムにより仙台から和田様(東北大学材料科学高等研究所)
に参加いただきました。実機デモの時間など至らないところがありましたが、
今後も可能な場合は、テレビ会議を利用していきたいと思います。
「株式会社フォーラムエイト」に協力いただき、全国の営業所(札幌/岩手/
仙台/金沢/名古屋/大阪/福岡/宮崎/沖縄)においでいただければ、
テレビ会議システム経由で部会に参加できるように依頼しますので、遠隔地の
みなさまもふるって参加をお願いいたします。

次回の合同部会は2018年6月11日(月)15:00-17:00

第21回合同部会「2018年度キックオフ」

日 時:2018年4月17日(火)15:00~17:30
場所:株式会社フォーラムエイト東京本社プレゼンテーションルーム

■2018年度合同部会キックオフ

今回の部会は、神奈川工科大学 福本教授の講演と、アカデミック部会
「三次元画像のフォーラム」プロジェクトの開始にともない、本年度
活動方針、活動計画などの議論を行いました。

町田会長ご挨拶
町田会長ご挨拶
福本教授ご講演
福本教授ご講演

■福本隆司様(神奈川工科大学 情報学部メディア学科 教授)講演
「コンピュータグラフィックスの先にあるもの」という題目で講演頂きました。
福本先生は、長年CGグラフィックスの制作に携わってこられ、先進的なCG作品
を紹介して頂きました。 また最近の話題として「プリビジュアライゼーション」
(イメージの設計作業)について、有名ゲームのムービー制作時に、モーション
キャプチャやバーチャルカメラを使ってアニマティック(簡易アニメーション)を
作成して関係者で共有し、本編を制作する様子を、ご紹介いただきました。

■表技協活動について
町田会長より、新たに会員となられた方も多いので、改めて表示協の活動を説明
いただきました。ぜひ 2018表技協キックオフ.pdf をご覧ください。


表技協について

部会活動について

佐藤部会長ご挨拶

伝統文化プロジェクトについて

■アカデミック部会三次元映像のフォーラムプロジェクト
佐藤部会長よりアカデミック部会三次元映像のフォーラムプロジェクトを
紹介頂きました。従来同様積極的な活動を行っていきますので、
皆様の参加をお待ちしております。
1.活動方針
・ 三次元映像に関する各種表現技術の横串となる団体として、研究、教育、
 普及を推進する。
2.活動計画
・ 年に4回の「三次元映像のフォーラム」の開催。
・ 年に4回の会誌「3D映像」の刊行
・ この他に見学会や個別講演会の開催も計画していく。

■ディスカッション
1.URCFシンポジウムの展示は、伝統文化プロジェクトとしてエア書道と
 表技協紹介の展示を行います。
2.会員各位の最近の活動について紹介して頂きました。これからも
 皆様からの情報提供、技術・製品・サービス等の紹介など をお願します。
・ 小川様 レーザーによる体操選手の動態測定を行った。
・ 渡辺様 建設中の重力波望遠鏡KAGURAの記録映像を継続的に撮影している。
・ 石川様 立体映像等に関する製品の紹介。(石川光学造形研究所
3.部会活動については、今後アンケートなどで会員の希望を取り入れていきます。
4.部会スケジュールについては、早めに展開するようにいたします。

次回の合同部会は2018年5月14日(月)15:00-17:00

北海道バーチャルプラットフォームの構築と利用推進セミナー ~「北海道Virtual Reality(VR)推進協議会」 発足記念オープンセミナー開催~

ドローン利用等ICT・AI・IoT利用推進のための実験場であるバーチャル
プラットフォームの構築提供とリアルな実験場を提供する戦略特区の利用
推進を検討する産官学による協議会の発足記念オープンセミナー

特設サイトを公開いたしました。
セミナー詳細は下記ページよりご覧下さい。
移転先のページ

第20回部会「能を知る会」観劇

タイトル:「能を知る会」横浜公演の観劇
■主催者 :(公財)鎌倉能舞台

日時:2018年3月12日(月)14:00~17:00
場所:横浜桜木町 「横浜能楽堂」
写真撮影:駒井壮介/提供:鎌倉能舞台

   
■「能を知る会」公演パンフレット ■願書を読み上げる覚明(シテ) ■覚明(シテ)による男舞

※シテ・・・主役

■今回の部会は「伝統文化プロジェクト」―クリエイティブ部会―の開始にともない「能を知る会」横浜公演を観劇しました。

■公演プログラム
・講演「三読物について」: 小林健二(国文学研究資料館教授)
(勧進帳・起請文・願書)
・仕舞「兼平、巴 観世喜正、観世喜之」
・狂言「宗論」:山本泰太郎、山本則孝
・能 「木曽(願書)」:中森貫太(字幕解説付き)
・質疑応答:中森貫太

■講演:三読物について(勧進帳・起請文・願書)
能の中で、三読物と呼ばれる安宅「勧進帳」・正尊「起請文」・木曽「願書」の内容や歴史について解説して頂きました。
事前に解説を聞く事で、後の講演「木曽(願書)」について理解しながら観劇することができます。これらの演目は、それぞれの名文を朗々と読み上げる難しい演目で、特別な訓練が必要ということです。

■狂言:「宗論」山本泰太郎、山本則孝
旅の浄土僧と法華僧が宿屋で宗論を繰り広げるも、言い争ううちにお互いの宗旨を取り違える言い間違いをしてしまったことから、信仰に違いはないと悟り、仲直りをするというお話です。
字幕解説無しですが、理解し易いないようで楽しむ事ができました。

■能:「木曽(願書)」覚明(シテ):中森貫太(字幕解説付)
木曽義仲の物語ですが、シテ(主役)は軍師の覚明で、必勝祈願の願書朗詠、戦勝祈念酒宴の男舞がクライマックスです。
男舞は、僧侶の衣装である長袴(足先1m以上)を履いてのダイナミックな踊りで、足さばきなど非常に難しいとのことです。

■質疑応答: 中森貫太
公演直後にも関わらず、シテの中森貫太さんが直接舞台で質疑応答に対応いただき、初心者から、能に詳しい人まで各種質問に30分以上回答されていました。この質疑応答で、能の歴史や演目の難しさなど、より理解が深まり大変有意義でした。

■舞台配置 ■小林教授のご講演 ■狂言「宗論」舞台の様子

スクリーンを正面と横用に2台設置し、プロジェクタで裏から字幕を投影し、講演時や能の解説を表示しています。狂言は分かり易いストーリーなので字幕なしでも充分楽しむ事ができます。

■能:必勝祈願の願書読み上げシーン

■字幕の様子(能「木曽」シテ:中森貫太)
物語の進行に応じて、日本語と英語の解説字幕を表示しています。内容は、セリフそのものではなく、状況が分かり易いような解説です。セリフそのものを表示したり、詳しい情報を表示すると、字幕ばかり見てしまい舞台に注目できなくなるので、表示内容は吟味が必要とのことでした。(スマホを使うと手元ばかり見てしまうので良くない。)

能に詳しい方からは、字幕が目に入って観にくいという意見もあり、表技協会員みなさまからのアイデアに期待しているとのことです。一点町田会長より、画面切り替えの際にフェードを掛けると、切り替えが滑らかになり、画面の切り替わりが目立たなくなるのでは、という提案をしています。

■公演後の中森貫太様による質疑応答

■横浜能楽堂エントランス写真撮影

■中森貫太様を囲んだ記念撮影■

伝統文化プロジェクトの開始ということで、はじめて能を観劇する会員も多かった今回、解説や字幕の演出のおかけで、入り易く、大変面白く観劇することが可能となりました。今後も様々な形で「伝統文化」と「最先端表現技術」の融合に挑戦していきたいと思っております。会員の皆さまの積極的な参画をお待ちしております。

またご招待のみならず当日の記念撮影や、公演写真の提供など大変お世話になりました「鎌倉能舞台」様にこの場をお借りして御礼申し上げます。(事務局富澤)

 

アカデミック部会「三次元映像のフォーラム」プロジェクトの開始

現在、表技協には会員の立場に応じた「ユーザー部会」(利用者)、「クリエイティブ
部会」(クリエイター)、「プロダクツ部会」(ベンダ)の3つの部会があります。
この度「アカデミック部会」(研究者)を新設し、主に学術的なアプローチから
“最先端の表現技術”を研究、推進していきます。

さらにアカデミック部会において「三次元映像のフォーラム」プロジェクトを開始
いたします。このプロジェクトは、かねてより協力団体であった「三次元映像の
フォーラム」が、表技協アカデミック部会へと舞台を移し、従来の研究活動をさら
に活性化するものです。
部会長 佐藤誠 氏(東京工業大学名誉教授)、副部会長 加納裕 氏(ソフト
キューブ株式会社)の体制のもと、引き続き研究会など活発な活動を継続していく
予定です。

アカデミック部会「三次元映像のフォーラム」プロジェクトにご興味のある皆さまの、
表技協へのご入会を待ちしております。ホームページ入会案内よりお申し込みください。

表技協会員の皆さまで、アカデミック部会「三次元映像のフォーラム」プロジェクトに
参加ご希望の方は、事務局までご連絡をお願いします。 会員の皆さまによる積極的な
提案と参画をお待ちしています。 関連する情報、提案、ご意見等を事務局にお寄せ
ください。本プロジェクトに興味をお持ちいただけそうな関係者等をご存知でしたら
ぜひ、ご連絡やお誘いをよろしくお願いいたします。

表技協伝統文化プロジェクトの開始

これまでの表技協の活動には、伝統文化への表現技術の応用という観点がありました。
この方向性を、能をはじめ伝統文化への表現技術の利活用を探る活動としてさらに活性化
するため、クリエイティブ部会において「伝統文化プロジェクト」を開始いたします。

具体的には、PMやVRなどを用いた能の舞台演出、公演のアーカイブ化や観劇に関する
表現技術の利活用について、企画および研究を行う予定です。将来的には、字幕PM・HMD
などによる視聴覚障碍者への観劇サポート、VRによる能の演者視点(能面内からの視点)
や客席からのVR撮影にも挑戦していきます。また「江戸写し絵」や「錦影絵」へのモバ
イルマルチプロジェクション技術の応用などの活動も検討しています。

クリエイティブ部会「伝統文化プロジェクト」にご興味のある皆さまの、表技協への
ご入会を待ちしております。ホームページ入会案内よりお申し込みください。

表技協会員の皆さまで、クリエイティブ部会「伝統文化プロジェクト」に参加ご希望
の方は、事務局までご連絡をお願いします。 会員の皆さまによる積極的な提案と参画
をお待ちしています。 関連する情報、提案、ご意見等を事務局にお寄せください。
本プロジェクトに興味をお持ちいただけそうな関係者等をご存知でしたらぜひ、ご連絡
やお誘いをよろしくお願いいたします。

円融寺プロジェクションマッピング奉納に伴う「自主簡易アセスメント」実施報告

円融寺プロジェクションマッピング奉納に伴う
自主簡易アセス報告について

イベント当日スタッフによる現場点検の様子

円融寺プロジェクションマッピングの参拝客は年々増えており2016年開催時には事前のマスコミ
報道もあって約2,000人もの来場者がありました。

このため今回は主催者側より依頼を受け、「表技協」と「NPO地域づくり工房」が手を組み
騒音対策等の立案・評価に関する、自主簡易アセスが実施されました。
アセスでは次のような取り組みを行いました。
円融寺プロジェクションマッピング自主簡易アセス実施報告書

    • 活動実績
2017年10月 「円融寺PM自主簡易アセス実施計画書」作成
2017年12月 「騒音対策事前配慮書」作成
2018年1月 「円融寺PM自主簡易アセスメント報告書」作成

計画の目的は毎年恒例となった円融寺PM奉納に際して、近隣への環境の質を高めるため
「事前配慮計画」を策定しその実施状況について検証を行う物です。

そして「事前配慮計画」に応じた「騒音対策事前配慮書」を作成し、目黒区の関連自治体などに提出。
その後、円融寺近隣地域にアンケートを配布し、調査を実施しました。
「騒音対策事前配慮書」の主な内容は「環境確保条例」に則った、以下の5点となります。

【対策】
① 時間の制限 … 前年より投影回数を減らし午後11時に投影終了。
② 音量の制限 … 当日リハーサルで測定器を用いて音量試験を行い条例レベルを上回らないよう調整。
③ 拡声器の設置場所 … 仁王門方面へ向けていた拡声器2台を旧庫裏、庭園、小学校校舎方向に設置。
(図A)
④ 拡器の角度 … 拡声器の高さを2mほど上げ、やや下方向へ向ける事で拡散を抑える。
(図B)
⑤ 選曲 … 周囲と調和する静寂な選曲・有意味音のある曲を使用しない。

(図A)

拡声器の設置方向を調整
(図B)

拡声器の設置高さと角度を調整

「騒音対策事前配慮書」を作成する事で、イベント当日の警備にも地元自治体や警察等と
連携をとる事が可能となり、事故のない安全なイベント運営へと大きくつながりました。

観客誘導プランの策定支援に取り組み

表技協では今回の調査をより有効に利活用するため、株式会社フォーラムエイトの協力を得て
観客誘導の策定プランに取り組みました。

夜間・狭所に多様な年齢層が集中した場合の避難経路や災害対策調査を実施した周辺環境も
含めたVR空間を3次元モデル化。そして3Dプリンタで出力し、投影シミュレーションを
行う事で、さまざまな事前検討も可能となります。

第19回部会「裸眼3Dディスプレイの紹介」

 

日時:2018年2月20日(火)15:00~17:00
場所:五反田 TOCビル10F 三友株式会社倉庫、白雉子ビル10F 三友株式会社本社
■タイトル
「裸眼3Dディスプレイの紹介」

■発表者
三友株式会社 取締役 樫尾研史様



85インチ4K裸眼3D
ディスプレイ


同左立体画像


42インチFHD裸眼3Dディスプレイ
■今回の部会は2つの会場に渡ってデモ及び解説が行われました。

<三友株式会社TOC倉庫>
・「85インチ4K裸眼3D縦置きLCDディスプレイ(3840×2160)」

レンチキュラーレンズ方式、4視差の立体視による、大画面、高解像度、高輝度のディスプレイ。
迫力があり、なおかつ自然な3D画像を体験できるようになっております。
このサイズになると重量(約300Kg、表面の保護ガラスを省略して約240Kg)や高さ(約2m)から
設置場所が限定されてしまうため三友本社でも社内に設置できないという事。

また、コンテンツ作成費用や更新費用が掛かる点などから、広告代理店と共同で用途開発をしています。
コンテンツ制作については、三友株式会社様や機器ベンダにて請け負うことが可能です。
コンテンツ内容を簡単に変更できる仕様を用いる事でコンテンツ制作費のコストカットも実現できます。
また、更に大きなサイズに対応するため、複数LCDを 2×2, 3×3, 4×4 等に積上げたウォールタイプも
提案できるとのことでした。

<三友株式会社本社>
・42インチFHD裸眼3DLCDディスプレイ
・27インチ4K裸眼3DLCDディスプレイ

42インチFHDは、立体感がとても大きく「短時間で効果的な映像を表現する」用途に適しており、
85インチ4K,27インチ4Kは、高解像度ゆえに飛び出し感はやや狭いが「長時間の視聴しても
疲れにくい」というそれぞれの利点がありました。

・今後の裸眼3Dディスプレイについて
大型液晶は4Kに移行しつつあることから、3Dディスプレイも4Kへ移行していくであうとのことです。



3DホログラムLEDディスプレイ
画面


3DホログラムLEDディスプレイ
正面図


3DホログラムLEDディスプレイ
側面図
■3DホログラムLEDディスプレイの紹介
回転翼にカラーLEDを一列に並べ、回転に同期させて画像を表示するというディスプレイです。
あたかもホログラフィーのように壁から映像が浮き出てきます。
回転しているカラーLEDにオンラインで映像データを送るのは難しいので
フラッシュメモリで事前にデーターを転送しておく方法をとっています。
また、PCの専用ソフトを用いれば、通常の動画データを簡単に編集、データ変換が可能との事です。
 

次回の合同部会は平成30年3月12日(月)13:50~17:00 「能を知る会」に参加予定
(横浜桜木町 横浜能楽堂)

 

第18回部会「エプソンスクエア新宿見学会」―短焦点レンズ・超短焦点高輝度レーザープロジェクター



日時:2018年1月15日(月)15:00~17:00
場所:エプソン販売株式会社 エプソンスクエア新宿

概要:新宿ミライナタワー内「エプソンスクエア新宿」にてショ
ールーム見学及び最新製品のプレゼンを聴講いたしました。

■プレゼンタイトル
「最新プロジェクター製品と事例紹介」

■発表者
「エプソン販売株式会社 VPMD部 小澤宗夫様」

まずはショールーム内にて 最新超短焦点レーザープロジェクター
の性能紹介を中心とした製品プレゼンを聴講しました。

色再現性の可視化立体模型

(画像1)色再現性の立体模型
エプソン3LCD方式の最大の特長として色再現性の高さが挙げ
られます(画像1)。
また、軽量化の成功による設置自由度の高さも大きな特長となっ
ています。特に保守が容易ではない天井などの設置においては、
ランプ交換不要のレーザープロジェクターが適しており、レーザ
ープロジェクターの用途の幅を実感する事ができました。
実際のショールームでは設置例を見学する事もできました。
(画像2)。

(画像2)「ゼロオフセットレンズ」 天井設置例

エプソンではメンテナンスフリー(3年または 20,000時間保証)
を導入しており、レーザー光源のメリットや、無機素材光学系の
採用によるコストパフォーマンス性の向上についても、分かりや
すくご説明いただきました。

(画像3)プレンディング実験
プロジェクションマッピングへの応用事例として事例などの動画
も拝見し、レーザープロジェクター2台によるブレンディング実
験(16:9→4:3)も行われました(画像3)。

(画像4)エレベーターホールのマッピング風景

エレベーターの昇降ボタンがセンシングされており
投影されているプロジェクトマッピングがアニメー
ションする仕組みとなっております。

(画像5)ショールームのエントランス
通称「象の鼻」とよばれるゼロオフセット超短焦点レンズ
「ELPLX02」を使用した実用例(画像5)。
余白を必要としない投射が可能になります。
高機能プロジェクターによる表現の可能性の高さを体感し
日々進化する最新機器への理解が深まりまる見学会となり
ました。

第17回部会「2.5億画映像19K13Kデータを使用した高解像映像製作・活用の事例紹介」

日 時:2017年12月11日(月)15:00~17:00
場所:株式会社フォーラムエイト東京本社プレゼンテーションルーム

■プレゼンタイトル

「2.5億画映像19K13Kデータを使用した高解像映像製作・活用
(マルチディスプレイ、ドーム、電子ズーム等)の事例紹介」

■発表者

キヤノン株式会社 デバイス開発本部
半導体デバイス要素開発センター
担当部長 小川勝久様(法人会員)

プレゼンの様子
法人会員(キヤノン株式会社)小川勝久様

聴講後ディスカッションが行われました。
      1. ■キヤノン初のAF一眼レフカメラEOS650用に開発されたバイポーラ型増幅センサーBASIS(ベイシス)。
      小川さんの発表はBASISからCMOS(シーモス)センサーが誕生する経緯からはじまり、CMOSセンサーの持つ優れた特徴(低電力、ノイズ除去)などを解説。天体観測、監視カメラで活かせる高解像映像制作技術、それらが応用・活用されている具体例などを実際の映像を交えて紹介されました。
      1. ■8Kが主流になった時それ以上の高解像度データが出てきたらどうなるかや、CMOSセンサーにはマルチカメラで撮りにくいタイムラプスや星空など独自の得意分野があること。静止画でしか撮れないコンテンツの追及。
      超高感度COMSセンサー独自の強味を活かした市場拡大など、製品開発と応用分野への意欲的な発表を行われました。

     

      ■様々な可能性を秘めた表現技術を用いて、人間がどのようにその成果を利用していくかがディスカッションの大きなテーマとなりました。
    次回の合同部会は平成30年1月15日(火)15:00~「エプソンスクエア新宿」見学

    超短焦点プロジェクター・超短焦点レーザー等のプレゼン聴講予定です。

    個人会員または法人会員の方はご参加可能です。
    お申込みはこちらまたはinfo@soatassoc.orgまでお気軽にご連絡ください。

2017年除夜の鐘プロジェクションマッピング奉納レポート

昨年の大晦日で6回目を迎えた円融寺でのプロジェクションマッピング。
すっかり地元にもなじんで暮れの風物詩となり表技協でも協賛さ
せていただいてから4回目となりました。

今年は設営中の昼間に小雨が降って大変でしたが、夕方以降はす
っかり晴れて満月に近い月(13夜)が寒空に煌々と輝いていまし
た。

ただ、雲も多く、月の輝きと重なりプロジェクションマッピング
にとっては明るい夜で、釈迦堂も照らされて少々難しい状況とな
りました。

設営の合間には住職さんによる安全祈願が行われました。

なんと、我々が投影する釈迦堂の中と、エア書道を行う仁王門の
それぞれの仁王様にも計三ヶ所で祈願のお経を上げていただくの
です。

円融寺さんの釈迦堂は室町時代初期に建てられたもので東京23区
では最も古い木造建築で、700年近く前のものということにな
ります。

この中で祈願していただけるということは大変貴重な体験で心が
引き締まる思いがします。
(坐禅会に参加すると、ここで坐禅が行えます)

2016年からプロジェクションマッピングに加えて「エア書道」と
いう体の動きによってインタラクティブに書を書くインスタレー
ション(kinect利用のデジタルアート)を釈迦堂に対して行って
います。(仁王門では来場者が体験することができます)

2017年の一文字は「志:こころざし」でした。
エア書道で書いていただく方は書家の日向伯周先生です。

2017年円融寺プロジェクションマッピング奉納-釈迦堂-

その後のプロジェクションマッピングも好評で、円融寺幼稚園
の園児が釈迦堂をぬり絵する「ぬりえマッピング」も書いた本人と
そのご家族がご覧になり、歓声が上がっていました。

文:町田聡/撮影:福原毅

設置された「リアル書道コーナー」
いち早く書初めが出来ることもあり大盛況でした。

まさに「最先端表現技術」のアートな年越し
いかがでしたでしょうか
協賛:株式会社フォーラムエイト 一般財団法人最先端表現技術利用推進協会

第6回 円融寺 除夜の鐘 プロジェクションマッピング奉納

円融寺プロジェクションマッピング奉納

本年で6度目を迎える

東京都目黒区円融寺「プロジェクションマッピング奉納」

表技協協賛参加してからは第4回目の開催となります。

このイベントは毎年大晦日、円融寺「除夜の鐘のつどい」内にて

実施され、地域の恒例行事にもつながっています。

全国各地より映像作家たちが集結し、円融寺幼稚園の児童、

近隣の子どもたちから募集した絵を特別投影。

舞台となる釈迦堂は、都区内最古の木造建造物であり

国の重要文化財にも指定されております。

<昨年の様子>

ひと味違う年越しをしたい。

1年のラストをアートで締めくくりたい。

そんな方はぜひ、幻想的な光のアートへ変貌する釈迦堂を体感し、

最先端の技術と古き伝統が融合した大晦日をお過ごしください。

「円融寺 除夜の鐘 プロジェクションマッピング奉納」概要

■URL http://www.enyuu-ji.com/67/

■ 2017年12月31日(日)

■投影開始時刻

第1部 20:00
第2部 20:30
第3部 21:00
第4部 21:30

※各部とも同じ映像を投影します。

■雨天などで予定をお知りになりたい方は円融寺ホームページにてご確認下さい

●共催:円融寺/円融寺除夜の鐘奉納プロジェクションマッピング制作実行委員会(代表 町田聡)

●協賛:一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会

●協力:アンビエントメディア株式会社フォーラムエイト

●写真:福原毅

第11回 フォーラムエイト デザインフェスティバル前夜祭リポート

 

日時:2017年11月14日(木)Eve~2017年11月17日(金)
場所:品川インターシティホールホワイエ
https://soatassoc.org/gallery/design-festival_11
概要:今回は、前夜祭を含め4日間行われた(株)フォーラムエイト主催
「FOURUM8 DESIGN FESTIVAL 2017-3DAYS+EVE」をリポートします。

 

「FOURUM8 DESIGN FESTIVAL 2017-3DAYS+EVE」

■ Eve ■

11月14日(木)Eveと称し開催された前夜祭では
「最新の様々な技術、コンテンツが織りなす新感覚のステージ」
と題して表技協から3つのプロジェクトを実施しました。

■ Project1:DJ Oni×3D Scan & Motion capture×TOOWA2M

DJOniさんが装着したモーションキャプチャーのデータを取得し
リアルタイム処理で描画された映像と、音楽が一体となったDJライブ。


DJOniさんの動きとCGがシンクロ。
動きのあるダイナミックなステージ


頭と腰の
モーションキャプチャー。

■ Project2:AIRSHODO(エア書道)新しい形のステージパフォーマンス

上部に設置された「赤外線センサーKINECT」が
手のひらの位置を解析。毛筆や墨汁を使用せず
書を描く、それがエア書道です。

AIRSHODOパフォーマンス

ステージは書道家の佐竹燿華先生(左)
によるパフォーマンスからスタート。
ゲストも参加して楽しめる人気のステージとなりました。

リアル書道体験もありました。ステージサイド「リアル書道コーナー」
海外ゲストの方々を中心に
多くの皆さまに体験していただきました。

■ Project3:シークレットマッピング

最後のプロジェクトは、シークレットマッピング。
「未だかつてないマッピング?!全貌は会場にて」と銘を打ち
楽しみにされていた方も多くいらっしゃいました。

会場を鮮やかに彩るメインフード
その中でひときわ存在感を放つ光かがやくプレートが…
なんと、シークレットマッピングの正体は

キネクトによる投影画像

「フードマッピング」
だったのです。
本物のお食事に隠れて赤い丸印の部分に投影されていたのは
「カナッペ」「お寿司」「ピザ」など
思わず手をのばしたくなる
美しいフードの数々

「つい食べてしまいそうになる」
と思われた方もいらしたのではないでしょうか

 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

たくさんの皆さまに前夜祭にご来場いただき
まことにありがとうございました。

第1回 「羽倉賞」発表

羽倉賞について

羽倉賞は表技協の創設者であり、3D立体映像、ホログラフィ、VRなどの最先端表現技術の研究、普及に多大な功績を残された故羽倉弘之氏の功績を称え、2017年に創設された賞です。分野を問わず最先端の表現技術を活用した作品や取り組みを通して社会に貢献した功績を表彰することで、表現技術の質を高め幅広い分野での普及に貢献することを目的としています。

 

第一回羽倉賞は2017年11月16日(水)品川インターシティーホールにて授賞式が行なわれました。

【羽倉賞】

作品名
「 Tele Beauty 」

株式会社 資生堂
(一般社団法人デザイン&テクノロジー協会推薦)

高速・高精度の顔認識技術とメーキャップの仕上がりを再現するCG・画像処理技術を融合した表現技術

 

【奨励賞】VR技術奨励賞

作品名
「 Luminescent   Tentacles 」

金沢美術工芸大学 中安 翌
(日本VR学会推薦)

キネティックサーフェイスシステム

 

【奨励賞】映像技術奨励賞

作品名
「 日本橋三越本店天女像音と光のインスタレーション」

和歌山大学 天野 敏之
(日本VR学会推薦)

光学フィードバックを用いた実時間質感操作技術

 

【奨励賞】表現技術利用促進奨励賞

取り組み名
「実写全天映像を使ったスポーツ・観光の新たな映像表現の普及」

和歌山大学 尾久土 正己
(超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム推薦)

ドームスクリーン向け実写全天映像

※リンク先ページ「スワローエンゼルC62-2号機の一日」動画内をマウスで全方位操作可能。

 

 

URCF実空間メディアワーキンググループセミナー 「実空間メディアを考える Vol.2」

日時:2017年9月8日(金)
会場:(株)フォーラムエイト セミナールーム

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)実空間メディアワーキンググループセミナー「実空間メディアを考えるvol.2」が表技協共催で開催されました。
参加者は27名で、講師によるセミナーに加えて、超高速プロジェクタによるTシャツへのプロジェクションマッピングやルームコーディネートアプリ「RoomCo AR」のデモもあり、盛況のうちに終了しました。
HMDに代表されるAR/VRヘッドセットの市場動向とHMDの機能面における諸課題という基礎的話題から、実空間メディアを進化させるプロジェクタ高速化の実験と実際の部屋に家具を自由に配置できるARアプリという応用事例まで、幅広い視点から今後の展開が議論され多くの情報を共有することができました。
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【 講師によるセミナー 】

■「AR/VRヘッドセットの市場動向と海外のユースケース」

  IDC Japan株式会社 菅原 啓 氏
 20170908130712(1)・VR-HMDが世界市場を牽引し、AR-HMDは遅れて伸長。
 ・9/8時点の予測では、2021年には併せて約9,500万台、AR-HMDが約1/4。
 ・日本市場は伸び悩み。AR/VR-HMDの対世界市場構成比は1%程度と小さい。
 ・世界の年成長率は、日本に比べVRが1.2倍、ARが1.8倍と大きく、日本は取り残される懸念がある。
 ・日本で関連市場が遅れている理由:(ARは特に)使い方がよく分からないこと・値段が高いこと
 ・海外では、特に後進国で次世代産業の種としてAR活用が進んでいる。これは、有線電話のインフラが未整備だった国で携帯電話が瞬く間に広まった現象と似ている。日本での市場拡大も、まずはユーザの裾野を広げることが大事で、そのためにも、便利さはもちろんのこと、役に立ったり面白かったり、を実感できる人をどこまで巻き込めるかに掛かっていると思われる。

■「HMDを中心とした没入型映像システムに関する戦略策定事業の成果概要」

  早稲田大学 基幹理工学部 表現工学科教授 河合 隆史 氏
河合氏 ・「VR酔い」の原因仮説として「感覚不一致」(=新たな空間での視覚入力が蓄積パターンと異なる際の、中枢での再構築の相違レベルによって生起される不適応現象)が有力だが、VR酔いの軽減に有効であることから注目している。
 ・VRにおいては、画質の向上が、必ずしも体験の向上につながらない場合がある。
 ・評価実験の結果から、360度映像では、視点の移動が大きい条件において、視線が画面の中央(視点の進行方向)に集中する傾向がみられた。
  VR酔いの症状には個人差が大きく、本実験では約4割の参加者において顕著であった。
  本実験では、コンテンツの種類と体験する環境(椅子の回転の有無)を条件としたところ、いずれもVR酔いの症状に与える影響に差異が認められた。
 ・デジタルコンテンツ協会が今年6月に発表した「VRビジネスを始める前に押さえておくべき6つのポイント」には、以下の点が挙げられている。
 ① コンテンツの分析:空間の構成や対象の配置、時系列的な変化の定量化
 ② 数値的な枠組み:閾値間の相互作用への留意
 ③ コンテンツの評価:標準化あるいはコンセンサスの得られた手法の確立
 ④ 利用環境:ユーザの行動や姿勢に影響する環境要因への配慮
 ⑤ 個人差:ユーザに対する配慮と同時に、ユーザ自身の意識喚起
 ⑥ 感覚入力としての枠組み:感覚不一致の最適化の重要性

■「ビジョン・プロジェクタの高速化と実空間メディアの進化」

  東京大学 情報理工学系研究科システム情報学専攻講師 渡辺 義浩 氏
渡辺氏 ・「SENSING」:高速の実空間把握 → 例えば、図書の高速スキャニング(デジタルアーカイブ)
 ・「REACTION」:高速の実空間制御 →「プロジェクタ」を光で知覚上の現実を変質させられる装置として発展させる。
 ・「ダイナミック・プロジェクションマッピング」:現実の「変形するもの・動くもの」を赤外線マーカーを利用して高速トラッキング、高速で投影して現実を拡張させる。
 ・「リアリスティック・ディスプレイ」:光で知覚上の現実を変質させる。→ 本当はチカチカしている蛍光灯がそう見えないのはヒトに「臨界融合周波数」があるため。高速点滅のパターン化されたライトを投影させて、ライトが当たった部分の残像を利用して新しい物体が見えるようできる。ライティングのパターンを変えることで、リアルな物体を何通りにも重ね合わせ、実在しない物体を見せることが可能になる。

■「理想を現実で確認するルームコーディネートアプリ ”RoomCo AR” 」

  株式会社リビングスタイル 園田 一磨 氏園田氏
 ・床に置いたマーカーにより床面・サイズを認識し、自己位置・距離を推測する 技術(SLAM)により、ルームコーディネートをシミュレーションすること ができるアプリ「RoomCo AR」。家具を買うときの2大失敗;「大きすぎた」「イメージと違った」を解決できる。18ブランド、30万以上のバリエーションのアイテムから選べる利便性を持つ。
 ・10年以上「3Dシミュレーター」を提供し続けて3D商品データベースを構築、26社/100万点を超えるまでのデータベースに成長している。
 ・メーカーを超えたアプリのため、ビッグデータ分析が可能。違うメーカーのアイテムの組み合わせ情報も分析できる。

【 講演者と参加者によるラウンドテーブル 】

  モデレーター:町田 聡 氏20170908155632 
■「実空間メディア」とは「実空間への情報の多重化(重畳)」と捉えられる。リアルの上にヴァーチャル、ヴァーチャルの上にリアル、という重ね方で、何が「Augment」拡張されるかが決まってくる。
■ 今は様々なXRが登場し「過渡期にある」という点でセミナー講演者の認識が一致した。そういう意味では、私達がどのような未来を志向するのか「イマジネーション」が問われている。
■ 日本の問題点として、AR/VRに本腰を入れているのがベンチャー主体で、大企業が遅れているという構造的な側面が大きく存在する。
■ XRでは「触感性」がキーワード。直感を刺激するのにグローブ・リング等のデバイスに頼らない方法が関心を集めている。その点では、ジェスチャー入力も大いに検討の余地がある。
 

【 デモの様子 】

■「高速プロジェクタ DynaFlash」による揺れるTシャツへのプロジェクションマッピングとスマホで体験する「RoomCo AR」。どちらも参加者の大きな興味・関心を集め、体験に盛り上がっていました。
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第15回部会 「パナソニック スペースプレーヤーラボ」見学会

日時:2017年8月30日(水)16:00~
場所:パナソニック スペースプレーヤーラボ
https://www2.panasonic.biz/jp/lighting/shop/effect-projector/spaceplayer/splab/
概要:今回は、天王洲にあるショールームを訪問し、最新のプロジェクションマッピング用プロジェクター「スペースプレーヤー」について、神田忠輔様から活用事例を伺いました。

■ 映像演出機能を持つスポットライト
プロジェクションマッピングというと大掛かりな仕掛けというイメージがありますが、今回ご紹介するパナソニックが商品化した「スペースプレーヤー」は、スポットライト型の形状で明るく照らしながら、映像による仕掛けもできるスグレモノです。
天井の配線ダクトに取り付けられレール上を移動できる手軽さは、今までのプロジェクターとは一味違った趣を醸し出しています。

スペースプレイヤー
スペースプレイヤー

「ただのスポットライト」と思わせる形でありながら、洗濯機の側面に内部構造を映し出すといった印象強い商品紹介ができたり、何台ものスペースプレーヤーで大掛かりな投影もできたり、と知恵次第で様々な映像演出に活用できるプロジェクターです。

商品紹介
商品紹介
複数台で大規模な投影
複数台で大規模な投影

■ サプライズ演出から展示商品の演出展開まで
お店のテーブルの上にいきなりケーキがポンと現れたら、誕生日のあなたのテーブルの目の前にバースデーケーキが出てきたら、思わずハッと驚くギミックもスペースプレーヤーならお手の物。
ただのテーブルに映し出されるリアルでヴァーチャルなケーキが楽しい空間を広げます。
図5 図6

下記画像では、無色の「Space Player」の文字部分だけが壁に浮き立たせて取り付けられており、ダーツ盤、ダーツの矢はスペースプレーヤーから投影された映像。影まで付いていて、そのリアルさに驚かされます。キッチリした演出ばかりではありません。ラックにゆらゆら揺れる木漏れ日のようなゆるふわな感じも、プライベート空間を演出できるスペースプレーヤーならではと言えます。

図4 投影されたリアルなダーツ
投影されたリアルなダーツ
図8 プライベート空間を演出
プライベート空間を演出

最後は、夏の真っ盛りで蒸し暑い屋外とは違ってキンキンに空調の効いたラボでくつろぎながら、質疑応答で見学を終えました。
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パナソニックの「スペースプレーヤーラボ」、ぜひあなたもその目で堪能してみてください。

表技協、最先端の表現技術を利用した作品等に贈られる「羽倉賞(賞金20万円)」を新設、8月1日より募集開始

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最先端の表現技術に関する利用推進活動を行う一般財団法人最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、理事長:伊藤裕二、略称:表技協)はこの度、最先端の表現技術のさらなる利用推進を支援するための賞を新設いたしました。新設した賞は「羽倉賞」で、表技協の創設者であり、3D立体映像、ホログラフィ、VRなどの最先端表現技術の研究、普及に多大な功績を残された故羽倉弘之氏の功績を称え、2017年に創設された賞です。分野を問わず最先端の表現技術を活用した「作品」および「取り組み」を通して社会に貢献した功績を表彰することで、表現技術の質を高め広い分野での普及に貢献することを目的としています。

「羽倉賞」は、表現技術関係の団体を窓口としてその会員が応募できる仕組みとなっており、すでに、(一社)デザイン&テクノロジー協会、超臨場感コミュニケーション産学官フォーラムなどが募集を開始しています。

表技協では合わせて応募を希望する団体の募集も受け付けています。

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応募の概要は下記となっています。
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■応募資格

表現技術に関する関係団体様の会員様をご推薦いただく方法で行い、推薦された方に応募していただきます。応募者は応募にあたり著作権者や各種権利関係者に公表の可否など応募に必要な許諾を得ていただいた上で応募してください。
※企業は表現関係の団体様を経由してお申し込みください。

■応募方法

所定の応募用紙により推薦団体様経由で応募してください。
所定の応募用紙が必要な方は事務局までメールでお問い合わせください。info@soatassoc.org

■応募内容と期間

以下の要件をすべて満たす作品あるいは取り組みであること。
1.最先端の表現技術が使われている作品あるいは取り組みであること
1)最先端の表現技術とは
技術の新旧ではなくその使われ方が従来にない、あるいはまだ普及させる余地があり、そのことが社会への貢献につながると思われる表現であることを指します。
2)作品とは
作者以外が体験できるもので、映像、サウンド、インスタレーション、空間、建築などその作品の形態は問いません。
対象期間:2016年8月1日から2017年7月31日の間に公表されたもの、あるいは、この期間に作品が完成しており2017年10月30日までに公表日が決まっているもの。
3)取り組みとは
作品の形になっていなくとも、最先端の表現技術に関した普及や支援などの取り組みを指します。
対象期間:2016年8月1日から2017年7月31日の間に取り組み自体が行われた、あるいは行われていること。 または、この期間に取り組みが完成しており2017年10月30日までに公表日が決まっているもの。(開始時期は対象期間以前でも構いません)

■応募用紙に添付・記載可能な資料

通信で閲覧できる映像(YouTubeなど)あるいは、ドキュメント(PDF形式)の添付のいずれか、あるいは両方で応募いただけます。映像の場合は閲覧に特殊なソフトや特定の動作環境および会員制などの条件がないこと。(URLを知っていないと閲覧できない限定公開でも構いません)受賞後は当該の映像や画像、テキストのデータでの提供をお願いします。

■審査方法

表技協の選考委員会(理事、外部審査委員、会員などで構成)で審査されます。

■賞の内容

・羽倉賞 1点 20万円 / トロフィーおよび賞状
・表技協奨励賞(仮称) 数点 5万円 / 賞状

■スケジュール

・募集期間 2017年8月1日-9月30日
(9月30日に発信されたメールまで受け付けます。)
・選考期間 2017年10月-11月初旬
・審査結果通知 11月初旬(メールによる通知)
・授賞式 2017年11月16日(木)午前
「FORUM8デザインフェスティバル2017」にて https://www.forum8.co.jp/fair/fair.htm#design-fes2017
場所 品川インターシティホール
スケジュール・チャート_170914

■送付先

応募用紙に記載し、必要資料を添付して下記までメールでお送りください。
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会 事務局 E-mail: info@soatassoc.org
表題は「2017年度羽倉賞応募」としてください。

■応募および受賞に伴い事前にご了承いただく事項

1.応募いただいたデータなどは返却いたしません。
2.受賞作品の著作権は、応募者に帰属するものとします。
提出されたデータの配布は行いませんが、表技協は、著作者が制作したデータ、作品および成果物について、出力画像・動画等の編集・加工を行い、対外発表、研究発表、営業活動、広報活動として、HP、広報誌、書籍、雑誌、新聞等媒体における掲載・紹介など、二次使用許諾権利を持つものとします。あらかじめご了承ください。
3.応募いただいた作品は授賞式および表技協の広報活動(ニュースリリース、ホームページ、印刷物、放送、配信、新聞・雑誌等)で取り上げられる場合があります。
ニュースリリースで取り上げられる場合は、各種メディアに掲載されることがあります。
その場合に応募資料や作品の一部を抜き出して公表する場合がありますので、予めご了承ください。
とくに複数の企業や団体が関係して製作されたものは、必要な関係者の許可を応募前に取っておいてください。許諾がとれていないものの応募はできません。
4.他者の権利(著作権、肖像権、特許権、名誉棄損など)を損なう内容や法規制に触れる内容が含まれる作品や取り組みの応募はできません。
5.受賞後に、本表彰の目的を損なうような行為、応募内容に関する虚偽の記載等の不正行為が判明した場合には、受賞の取り消し等を行うことがあります。このような場合同じ方からは一定期間応募をお受けしないことがあります。
6.受賞した方は最低1回、表技協の求めに応じ無償にて受賞講演をしていただきます。
(時期は受賞後ご相談)

応募申請書類及び審査時に応募者から得た情報は、本事業の目的外には使用しません。

■お問合せ先

〒108-6021 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟21F
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会事務局 堀越 和弘
TEL:03-6711-1955 FAX:03-6894-3888 E-mail:info@soatassoc.org

URCF実空間メディアワーキンググループセミナー

URCF実空間メディアワーキンググループセミナーのご案内
「実空間メディアを考える vol.2」

日時:2017年9月8日(金)13:00-17:00(懇親会あり) 会場:フォーラムエイト東京本社 セミナールーム

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)の実空間メディアWGでは、この度、一般財団法人最先端表現技術利用推進協会(表技協)との共催により、下記の通りセミナー「実空間メディアを考える vol.2」を開催いたします。
今話題のAR/VR関連の動向を知るために重要な市場動向やARを含めた没入型映像システムの戦略策定報告書などのセッションを基礎情報とし、実空間メディアの事例として「リアルタイムの動的プロジェクションマッピング」および「モバイルARによるインテリア製品の購入支援システム」を取り上げ、いよいよその実用性が見えてきた実空間メディア自体に迫るセミナーとなっています。
セミナー後のラウンドテーブルでは、講師と参加者によるディスカッションの場を設けています。
XR(VR/AR/MRなど)の将来展望やその実用性に興味を持たれる方には見逃せないセミナーですので奮ってご参加ください。

■ 主催: 超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)
■ 共催: 一般財団法人最先端表現技術利用推進協会
■ 開催日時: 2017年9月8日(金)

12:30開場、13:00開始、17:00終了(懇親会:18:30終了)

■ 場所: (株)フォーラムエイト セミナールーム

東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟21F https://soatassoc.org

■ 参加資格: URCF会員、表技協会員(法人会員・個人会員)、一般 (定員63名)

※上記の会員優先ですが、定員に余裕がある場合には一般の方の参加申し込みが可能です。

■ 参加費: セミナー無料  懇親会参加される方 2,000円
■ 会員申し込み締め切り日: 2017年8月25日(金)
■ 一般参加申し込み受付期間:2017年8月28日(月)〜9月1日 (金)

※受付期間外でお送りいただいたメールは無効となりますのでご注意ください。
※受付期間前や受付期間中でも定員になり次第締め切らせていただきます。

■ 申し込み方法:

・各会員の方は、それぞれの事務局からの案内メールにてお申し込みください。
・一般の方は、連絡先を明記の上、表技協事務局に「9/8セミナー参加希望、懇親会出欠を明記」の上、
 上記の「一般参加申し込み受付期間」内にメールにてお申し込みください。
※一般申し込み先:表技協事務局  info@soatassoc.org
※参加資格にある「会員優先」で、定員になり次第締め切らせていただきます。
※一般の参加可否のご連絡は、9月2日以降順次表技協事務局よりご連絡します。

【 セミナー概要(デモ展示も予定しています)】

■ 12:30 開場  デモ展示見学(予定)
■ 13:00-13:10 挨拶
町田 聡 氏(URCF実空間メディアWGリーダー /(一財)表技協会長)
■ 13:10-13:40 「AR/VRヘッドセットの市場動向と海外のユースケース」
菅原 啓 氏(IDC Japan株式会社)

概要:IT系調査会社IDCジャパンは、AR/VRヘッドセットの出荷台数の分析と予測を世界規模で行っており、国内外のAR/VRに関する知見を豊富に蓄積しています。
これらのデータに基づき、AR/VR市場の今後を世界と日本を比較しつつ展望し、日本国内のAR/VRマーケットが飛躍を遂げるためには何が必要かを省察します。

■ 13:40-14:10 「HMDを中心とした没入型映像システムに関する戦略策定事業の成果概要」
河合 隆史 氏(早稲田大学 基幹理工学部 表現工学科 教授)

概要:平成28年度に、機械システム振興協会よりデジタルコンテンツ協会が受託・実施した「ヘッドマウントディスプレイを中心とした没入型映像システムに関する戦略策定」事業の成果概要について報告します。
具体的には、当該事業で行われた実験的検討の結果や、そこから得られた知見について紹介します。

(休憩) デモ展示見学
■ 14:25-14:55 「ビジョン・プロジェクタの高速化と実空間メディアの進化」
渡辺 義浩 氏(東京大学情報理工学系研究科システム情報学専攻 講師)

概要:本講演では、実空間を認識するビジョン技術と実空間を塗り替えるプロジェクション技術、この2つの高速化に焦点を当てます。
ビジョン・プロジェクタの速度が、実空間メディアの進化にどう貢献できるのかについて、プロジェクションマッピングやリアリスティックディスプレイの具体的事例をもとに紹介いたします。
また、市販化されている高速プロジェクタのデモも行います。
※デモ展示: 東京エレクトロンデバイス(株)「DynaFlash」
最大1,000fps/8bit階調で映像を投影可能な高速プロジェクタ

■ 14:55-15:25 「理想を現実で確認するルームコーディネートアプリ ”RoomCo AR”」
園田 一磨 氏(株式会社リビングスタイル)

概要:買ってみたら大きすぎた。部屋の雰囲気に合わなかった。
17を超えるブランドのアイテムを自由に配置できる「RoomCo AR (ルムコエーアール)」は、こうした家具購入における課題を解決します。
プラットフォームを志向したビジネス戦略に加えて、従来からのマーカーベースのAR(Augmented Reality) と Google Tango や Apple ARKit といった最先端のフレームワークを使ったMR (Mixed Reality) 技術との比較を中心に弊社の技術的な取り組みを紹介します。
※デモ展示:Tango、ARkit などによるスマホARの体験

(休憩) デモ展示見学
■ 15:40-17:00 講演者及び参加者によるラウンドテーブル
モデレーター 町田 聡 氏(URCF実空間メディアWGリーダー /(一財)表技協会長)

講演者の方々と会場の方によるディスカッション

■ 17:00-18:30 懇親会 (株)フォーラムエイト セミナールーム  参加費 2,000円

第14回部会「プロ用360°VRカメラ最新事情について」

セミナーと商品展示:特殊空撮と360°VR撮影のプロフェッショナル ジュエ(株)
西條 結城 様

日時:2017年7月10日(月)15:00~ フォーラムエイト東京本社プレゼンテーションルーム
概要:今回は、最新の360°VRカメラの動向-その性能・特性から、360°VR撮影・編集の動向-その傾向・今後の展望まで、実体験に基づいた貴重なお話を聞かせていただきました。

■ 最新360°VRカメラ
6台のカメラが自動で同期し撮影フレームが完全に一致できる高解像度の「GoPro Omni」、シネマカメラを複数台組み合わせ映画品質が撮影可能なジュエオリジナルの360°VRカメラ、水深1,000mまでの撮影が可能な360°VRカメラなどが紹介されました。
観光のみならず、ライブ・コンサートから夜間撮影・水中撮影まで、さらには映画までもカバーする360°VRカメラの進展には瞠目するばかりです。

【 GoProOmni 】
【 GoProOmni 】
【 水深1,000mまで撮影可能なVRカメラ 】
【 水深1,000mまで撮影可能なVRカメラ 】

■ 最新360°VR撮影
360°VR撮影も固定から移動へと移り、さらにはライブ配信可能な360°VRカメラ「Z-CAM S1」は、映像の繋ぎ目を自動的に修正するソフトを内蔵し Facebook も推奨する最新型で、その開発ベンチャーは「立体視」も実現させようしています。
現在の360°VR映像は「最先端のビジュアル」としてブランディングに活用されるケースが多いのですが、今後は3Dスキャナーデータと実写を合体させた「CGとリアルの360°VR映像」へと展開されてゆくだろうと、演者は締め括りました。
そういう映像をスマホで手軽に体験する未来は近いのかもしれません。

【 Z-CAM S1】
【 Z-CAM S1】

第13回部会「キヤノン4Kレーザープロジェクターと短焦点プロジェクター評価体験会」

製品説明とデモ:キヤノンマーケティングジャパン(株) 門安博様、キヤノン(株)西原 芳樹様ほか
日時: 2017年5月15日(月)15:00~フォーラムエイト東京本社

概要:今回は、キヤノンマーケティングジャパン(株)様とキヤノン(株)様のご協力により4Kと短焦点の最新プロジェクターをお持ちいただき、説明とデモをしていただいた後に、表技協会員の持ち込んだ映像を投影し評価をさせていただきました。

■4Kレーザープロジェクター:4K600STZ

・4,096×2,400x3LCOS/6000lm/レーザー光源/26Kgと同クラスとしては小型軽量。
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センターのピントを保ったまま周辺のピントを変えられるなどプロジェクションマッピングやVRシアターにも適した機能が確認できました。(手前の紙のピントと奥のスクリーンのピントの両方を合わせることができる)
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■短焦点プロジェクター:WUX500ST

・1,920×1,200x3LCOS/5000lm/超高圧水銀ランプ光源/短焦点でありながら最大75%のレンズシフトが可能 。
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机の下から打ち上げるようにスクリーンに投影していた状態からレンズシフトしてスクリーンの下側まで下げてみていますが、四隅までピントがあっています。
通常短焦点ではスクリーンの高さ位置が決まってしまいピントも合いにくいので苦労しますが、これだけレンズシフトや四隅までピントが合えばセッティングが楽になり短焦点プロジェクターの活用範囲が広がると感じました。
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■4Kプロジェクターでの評価開始
今回は希望する法人会員さんと個人会員さんが4K対応の作品を持ち込み、それぞれ確認したい点をたっぷり時間をとって確認することができました。
・シリコンスタジオ(最新ゲームエンジンXenkoでの4K出力)
・Flapper3(4Kタイトルフッテージでのボケ足確認)
・手島康子(高解像度マルチプロジェクションマッピング素材のフレア表現の確認)
・フォーラムエイト(3次元リアルタイムVRソフトウェアUC-win/Roadでの4K出力)
(敬称略)

シリコンスタジオのXenkoで4Kゲームを体験
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120インチ程度なら、近くでみてもドットが分からない
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フォーラムエイトのUC-win/Roadで4Kのカーシュミュレターを体験
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第12回部会「VRを取り巻く現在の法環境と望ましい未来について」

講師: Game Tools & Middleware Forum 運営委員会代表 大和 智明様
株式会社サードウェーブデジノス 個人会員:林田 奈美様

日時: 2017年4月10日(月)15:00~フォーラムエイト東京本社

概要:VR Safety「VRを取り巻く法規制について考える」
まだ明確ではないがVRを取り巻く状況の中に法的な問題があることは容易に想定きる。
本講演では過去にゲームセンターや飲食店などで規制された例に学び、VRでも安全性や法律により規制される要素がないか関係者の間で十分な議論を進めることが必要と考え、それによりVR普及の妨げになることを回避できないかという観点で開催された。
講演者は、将来的にVR利用のガイドラインの作成を目指すきっかけになればと語っている。
また、表技協では法規制の観点ではないが、立体視などの生体安全性についても同じくVRで利用するためのガイドラインが必要と考えており、今後は講演者とも連携してVRの健全な普及促進を進めていくことを確認した。

1.議論された関連法案
 → 風営法※1、景品表示法※2、消防法関連
   ※1風営法=「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」
   ※2景品表示法=「不当景品類及び不当表示防止法」

1)議論した項目
 → お金をとらなければ良い?(NGのこともある)
 → 判断の根拠がよく分からないことが、VRの普及に障害になるのでは。
 → 所轄との意見交換が必要。
 → ザックリ分かるようにマップやグラフなどを作れないか
 → 教育目的に使う場合などで判断が難しいので自由につくりたい
 → E区分、A区分に分かる案がある
  ・風営法=風適法(警察署の生活安全課)
   射幸心をあおる(パチンコ、ゲーム)
    順位(点数=非教育目的)を付けて賞品や賞金を出すなど
   接待営業(キャバクラ、、、、、)
    ソフトダーツ事件(ダーツを女性が教えた)
     VRでアテンダントがつくケース
   見通し問題 
    恐喝などが規制理由
    赤外線の混戦を防ぐための壁や天井などの指導を受ける
   成人向け18禁
 ・景品表示法
  点数をつけて景品を出すなど
 ・消防法
  → 視覚と聴覚を奪われて、危険をどう知らせるか
  → 避難が遅れる原因にならないように
  → 本当の避難を即す画像や音を規格化する(あるいはリストバンドなど)
  → 自動的にシャットダウンする
  → ゴーグルを付ける前にガイダンスをする
  → 緊急受信信号などが参考になる
  → 煙草を吸いながらゲームをする人がいるのが大変危険
  → 影響は風営法より大きい

2.議論された安全性
 → 立体視に関するガイドライン
  『3DC安全ガイドライン』
   http://www.3dc.gr.jp/jp/scmt_wg_rep/guide_index.html

1)議論した項目
 → 映像酔い
 → 立体視あるいは二眼視ならではの問題(斜視、斜位、3D酔い)
 → ハード製造だけではなく、コンテンツや視聴方法、のガイドラインも必要
 → ゴーグルをしながら歩き回る危険性(ぶつかる、ころぶなど)
 → ムーブメントによる危険性(それぞれ異なる)
 → 効果が高いので洗脳される可能性ある

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第11回部会「エプソンMOVERIOスマートグラスの体験会」

製品説明とデモ:エプソン販売(株) 永田恭子様
日時: 2017年3月13日(月)15:00~フォーラムエイト東京本社

概要:今回は、エプソン販売(株)のご協力によりMOVERIO BT-300デモ機を6台(+商用モデルBT350 1台)お持ちいただき、製品説明とともに実際の体験をさせていただいた。
ARスマートグラス EPSON MOVERIO『BT-300』は、コントローラー兼用の本体がセットとなったスマートデバイスであり、眼鏡部分(ヘッドセット)の重量は69gと非常に軽く、独自開発の有機ELディスプレイを採用し高輝度、高コンストラスト(100,000:1)、高解像度、高画質化を実現した「表示枠を意識させない映像表現」が特徴である。
EPSON BT-300紹介ページ http://www.epson.jp/products/moverio/bt300/

シースルーの背景に720Pの解像度でOLEDの黒が引き締まった明るいWindowが立ち上がる。
実際の使用例として、美術館、博物館の案内、観光名所での説明、字幕サービス、テーマパークやスタジアムでの情報提供などが紹介された。また、ドローンを使った撮影では、リアルタイムの撮影画像の確認と機体操縦のための実像の確認が同時にできるという長所があるとの説明があった。撮影画像のモニタリングと操縦が一人でできる点が利点である。
いくつかのアプリケーションを体験しAR機能の良さが確認できた。今後のアプリケーション開発により、大きなマーケットが期待され普及していくものと思われる。7歳未満の使用制限があり、使用ができないという点に注意が必要である。
新しい使い方アイデア等、活発な会員同士のフリーディスカッションも時間いっぱいまで続き、盛り上がりました。
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第10回部会「AR/VRはモバイルが広げる」

発表者: 株式会社NTTドコモ 中村真之助(個人会員)
日時: 2017年2月13日(月)15:00~フォーラムエイト東京本社

概要:一般論としてモバイル機器へのAR/VR普及の課題は、通信システムの進化とモバイルデバイスの進化が必要であり、今年後半から始まるデバイス処理能力UP、4Kパネル、高速化(5G導入)により期待される応用分野(新しいビジネストレンド)等の説明がありました。
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AR・S3D&VRセミナー

日時:2017年 2月 9日(木) 東京フォーラムエイト 東京本社 セミナールーム

概要:標記セミナーでは、表技協の後援により、UC-win/Roadとウェアラブルデバイスの連携システムと関連の最先端技術を紹介しました。Real映像とVirtual映像間に位置するVRとARの関係や3Dの使われる業界による意味の違い、S3Dの基礎知識と概要説明があり、VR、S3Dのウェアラブルデバイス連携事例について実機体験を含む紹介と説明を行いました。
スケジュール
 13:30~14:20  VR、S3Dの基礎知識と概要
 14:20~14:40  UC-win/RoadとVR-Cloud®について
 14:40~15:10  VR、S3Dのウェアラブルデバイス連携事例紹介(1)
 15:10~15:20  休憩
 15:20~16:00   VR、S3Dのウェアラブルデバイス連携事例紹介(2)
 16:00~16:30  質疑応答
講師 町田聡 氏(表技協会長、アンビエントメディア代表)
   他
後援 一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会
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ご参考:AR・S3D&VRセミナー(フォーラムエイトセミナーページ)

「表技協検定」に関するアンケートを設置しました。-超スマート社会に対応するために-:2/28アンケート終了

「表技協検定」に関するアンケートは2月28日をもって終了いたしました。
ご協力ありがとうございました。(2017/3/1)


今後の協会活動としての表技協検定に関するアンケートを実施することとなりました。
つきましては、いろんな方面で活躍中の皆様に表技協検定に関するアンケートのご協力をお願いしたいと存じます。
アンケートの実施期間は2017年2月28日までです。

アンケートにお答えいただいた方の中から100名様に図書カードをプレゼントいたしますのでご協力いただける方は、下記のURLにアクセスいただき、ご回答の程 宜しくお願いいたします。アンケートは、10分程度で終わります。

「表技協検定」に関するアンケート -超スマート社会に対応するために(アンケートは終了しました)

なお、記入いただきました個人情報につきましては、表技協プライバシーポリシーに従い適切に管理させていただきます。

プライバシーポリシー:https://soatassoc.org/about/privacy-policy

第9回部会「ホロレンズ体験会」

第9回部会「ホロレンズ*体験会」
実機提供 サードウェーブデジノス 林田 奈美(個人会員)
日時: 2017年1月10日(火)15:00~フォーラムエイト東京本社

概要:本体に付属のアプリを使い、参加者全員でホロレンズを実体験しました。装着感やジェスチャー、音声による操作などの使い勝手、今後の可能性などについて意見交換が行われました。
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*マイクロソフト製「HoloLens」は、完結型ホログラフィックコンピュータであり、内蔵センサーにより簡単なジェスチャーや音声によるコマンドで反応するワイヤレスで使用できるヘッドマウントディスプレイ(HMD)で、視線や頭の動きに合わせてカーソルが動きます。半透明なゴーグルを通じ、現実世界に浮かぶウィンドウにバーチャルな世界が表現され拡張現実が体験できます。

円融寺除夜の鐘プロジェクションマッピング2016 東京・目黒


大晦日の風物詩として定着し、今回で5回目をむかえた、東京目黒の円融寺で行われた「除夜の鐘プロジェクションマッピング奉納」の公式記録ビデオです。
今年のテーマは仏教の五色(ごしき:如来の精神を示す、国際仏旗で使用されている色)で、戦隊ものを模して制作され、子供や家族づれも楽しめる内容でした。
今年も約2000名の方が来場し、大盛況のうちに無事終了いたしました。
今年のイベントでは、360°VR映像のライブ中継でも配信されました。
事前には、テレビ東京「L4YOU」、NHK「あさいち」等で紹介され、その後の1月4日フジテレビ「とくダネ!」、TBS「Nスタ」でも取り上げられました。

伝統と最先端映像の新たな出会い! 除夜の鐘プロジェクションマッピング奉納 ~聞いて、見て、越す~

 一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、理事長:伊藤裕二、略称:表技協)は、東京都目黒区にある円融寺< https://www.enyuu-ji.com/ >にて、2016年の大晦日12月31日(土)の夜(21:00~23:30)に開催されるプロジェクションマッピング奉納に協賛し、開催を支援します。
 円融寺の「プロジェクションマッピング奉納」は、今年で第5回目の開催となる大晦日の恒例行事として地元に定着し、大晦日の新しい風物詩となっています。

画像1:昨年2015年の円融寺のプロジェクションマッピングの様子
画像1:昨年2015年の円融寺のプロジェクションマッピングの様子

 今年のイベントでは、表技協が推進している「文化遺産の3DVRアーカイブプロジェクト」の観点から全面的に支援するもので、700年前に建てられた東京都区内最古の木造建造物で国指定重要文化財である釈迦堂(室町時代)を3Dスキャニングし、3Dプリンタで出力するなど(株)フォーラムエイトの各種3Dサービスを活用して投影のVRシミュレーションを行うなど最先端の表現技術を活用しています。

 このイベントは、表技協の会長でもあり、六本木ヒルズや錦帯橋などのプロジェクションマッピングを手掛けた町田聡氏が中心となり、豊富な経験を活かしてプロデュースするもので、仙台、広島など全国各地より表技協会員を含む映像作家たちが集結して参画します。
今年のテーマは仏教の五色(ごしき:如来の精神を示す、国際仏旗で使用されている色)で、戦隊ものを模して制作され、子供や家族づれも楽しめる内容になっています。
 また、書道をモチーフにしたインタラクティブな参加型インスタレーション「エア書道」やスマホで参加できる射的ゲームも実施される予定で、コンテンツ内容が昨年以上に多彩になっています。

 さらに円融寺幼稚園の園児や近隣の子どもたちから募集した絵も特別投影する予定です。都区内最古の木造建造物で国の重要文化財にも指定されている釈迦堂が、幻想的な光のアートに変貌します。古き伝統と、最新の表現技術が融合した幻想的な年越しを開催します。

 今年のイベントでは、360°VR映像のライブ中継も予定されており、現地に来られない方にも十分楽しんでいただけるように工夫されています。
その映像は下記のURLで公開される予定です。
■Quick360 Youtubeページ
https://www.youtube.com/channel/UC_FF5lzT0SfHlBqbEvQ182A

画像2:2016年版ポスター
画像2:2016年版ポスター

●開催日時:2016年12月31日(土)
 1部:21:00~、2部:21:30~、3部:22:00~、
 4部:22:30~、5部:23:00~
 ※雨天などで予定が変更になる場合は、
 円融寺のホームページに掲載します。
  ( https://www.enyuu-ji.com/ )

●会場:天台宗 圓融寺(円融寺)
〒152-0003 東京都目黒区碑文谷1丁目22番地22号
 TEL.03-3712-2098

●共催:円融寺/円融寺除夜の鐘奉納プロジェクションマッピング制作実行委員会

●協賛:一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会

●協力:アンビエントメディア、株式会社フォーラムエイト、株式会社B.b Design、株式会社シンク・デザイン、株式会社ナイス・デー、有限会社水玉製作所

 最先端表現技術利用推進協会はこの他、「文化遺産の3DVRアーカイブプロジェクト」の事例として、国の重要文化財「村上家」(富山県南砺市)のCGムービーおよび3DVRモデルや、錦帯橋(山口県岩国市)へのプロジェクションマッピングなど手掛けています。

<関連情報>
円融寺除夜の鐘プロジェクションマッピング2015 東京・目黒
https://www.youtube.com/watch?v=j06KrtIBR-I

エア書道(シェアフル)
http://sharefl.jp/projects/airshodou/

スマホで射的ゲーム(有限会社水玉製作所)
http://www.mztm.jp/

3Dレーザスキャン・モデリングサービス(株式会社フォーラムエイト)
https://www.forum8.co.jp/product/3Dscan.htm

360°VR映像中継運営(株式会社B.b.design)
http://www.bb-design.co.jp/

360°VR映像中継システム(株式会社ナイス・デー)
http://www.nice-day.co.jp/index.html

○最先端表現技術利用推進協会(表技協)
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会(表技協)は、「最先端の表現技術を積極的に使いこなすための団体」として様々な業界のユーザーやメーカー、クリエイターを会員として2013年11月に設立されました。プロジェクションマッピング、3D立体映像、3DVR、MR、AR、3Dプリンター、デジタルサイネージをはじめ最先端技術を用いた表現の開発、利用推進、人材育成に総合的に取り組んでいる団体です。
表技協の活動について:https://soatassoc.org/about/activities

▼本件の報道に関するお問合せ:
一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会 事務局:筑摩
TEL. 03-6711-1957(直通)、FAX:03-6894-3888
Mail: info@soatassoc.org  URL:https://soatassoc.org/

第8回「バーチャルリアリティ昔と今、そして未来-」

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発表者:ソフトキューブ株式会社 加納 裕(個人会員)
日時: 2016年12月12日(月)15:00~フォーラムエイト東京本社

概要:バーチャルリアリティの歴史と変遷についての説明があり、現状と将来の展望について個人的な見解を含め講義がありました。HMDの復活、プレステVRの動向がこれからを左右するとのお話があり、各人の意見交換が行われました。
その他の話題として円融寺の大晦日プロジェクションマッピングの紹介と運営協力依頼及びTV放映について町田会長から説明がありました。

ビジュアルメディアExpo2016 出展報告

パシフィコ横浜 展示ホールDブース#1にて12/7(水)~12/9(金)映像ビジネスに携わる方に、表技協の活動を広く知ってもらうために協賛出展いたしました。併せてビジュアルコンテンツコーナーに表技協会員展示として、フォーラムエイトから脳波ドライブ、CRAVAからVIVEシステムでVirus Crash VRというVRゲームの体験デモを行いました。
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 ビジュアルメディアExpo2016は、国際画像機器展に併設された展示会で例年16,000名ぐらいの参加が見込まれます。表技協ブースでは、表技協HP、円融寺プロジェクションマッピング、錦帯橋プロジェクションマッピング、地震シミュレーター、第9回デザインフェスティバル前夜祭動画、第14回3D・VRシミュレーターコンテスト受賞作等を展示し、活動をPR。また、3Dプリンターで作成したミニチュア円融寺に昨年の大みそかに実施したコンテンツを小型プロジェクターで投影し、プロジェクションマッピングをPRするとともに集客効果を狙いました。会期中表技協ブースには37名、脳波ドライブには17名の来場があり対応いたしました。
 ミニチュアモデルを見ながらプロジェクションマッピングの手順や実際の運営など説明し、表技協活動及び文化財の3Dアーカイブ化活動、フォーラムエイトの支援を受けていることなど説明を行いました。文化財の保護などの活動をしている会社などから共感を受けました。
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 一方脳波ドライブは、脳波という見えないものがビジュアル化されて画面で見れることから、興味を持たれる方が多く、脳波を使って、手を触れないで操作できる体の不自由な方への支援を行いたいという方がおられました。UC-win/Roadで開発したドライブシミュレーターと脳波検出をリンクし、集中力の強さでアクセルとブレーキをコントロール、フォーラムエイトが開発したと説明。中には、思い通りにコントロールできないもどかしさのゲームとしては、面白いがどうしてこのようなものを作ったのかコンセプトを聞かれる方もおり多様な反応が興味深く感じられました。

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 VIVEシステムでVirus Crash VRを体験した人からは臨場感、没入感があり面白かったという声が多くありました。

 ミニチュア円融寺版プロジェクションマッピングに興味を持っていただいた方が多く表技協をPRできる良い機会となったと考えます。

徳島 4K フォーラム講演

4K 徳島映画祭 (11月 25 日~27 日)に併設の徳島 4K フォーラムにて町田会長が「世界遺産五箇山を含む 3DVRアーカイブプロジェクト」の表技協活動内容を題材として講演を行いました。
表技協活動の一環として、富山県南砺市の「合掌造り」と呼ばれる家屋をはじめ、この地域を丸ごとアーカイブにして活用するプランの概要とその第一弾の成果である CG コンテンツを紹介し、活動をPRし入会案内も併せて行いました。

世界遺産「五箇山合掌造り」を3DVR化(富山県南砺市)
世界遺産「五箇山合掌造り」を3DVR化(富山県南砺市)

3D化された国の重要文化財「村上家」
3D化された国の重要文化財「村上家」
室内の様子
室内の様子

InterBEE展示報告

幕張メッセ 11/16(水)~11/18(金) ホール4 映像表現/プロライティング部門 ブース#4303で映像ビジネスに携わる方に、表技協の活動を広く知ってもらうために出展いたしました。
InterBEEは、国内外の放送関係者の集いで1090社が出展、3日間で過去最高の38,047名の来場がありました。表技協ブースでは、表技協HP、円融寺プロジェクションマッピング、錦帯橋プロジェクションマッピング、地震シミュレーター、第9回デザインフェスティバル前夜祭動画、第14回3D・VRシミュレーターコンテスト受賞作等を展示し、活動をPR。3日間併せて約30名の方の訪問を受け、説明をいたしました。会期後1週間で2名の個人会員の応募がありました。特にプロジェクションマッピングをビジネスとしてやってみたい、室内プロジェクションマッピングのような小型のプロジェクトを実施したいという方が何人かおられました。
また、アイキャッチャーとしてハマナカスタジオさんからファブボットをお借りして展示いたしましたが、児童教育の一環としてハンドリングしたいという方がおられて濱中様との橋渡しを行いました。
3Dスキャンを行い、3Dプリンターで小型版を作りコンテンツクリエータの方の作品の事前チェックを行い本番に臨むことやコンテンツクリエーターの教育、育成、イベントの運営、イベントにより地域の活性化、地方創生等の社会貢献に役立っている旨の説明を行いました。また、シミュレーションソフトにより、環境アセスメント、都市計画に役立っており、フォーラムエイトのUC-win/ROADというソフトの支援を受けている等の説明とデモを中心に実施。

InterBEE_1 InterBEE_2

関連出展では、シンクデザインのプロジェクションマッピングテーブルが集客に役立っていた。また、折り畳み式のスマホ向け3DビューワーがInterBEE IGNITONのアンケートで無料配布されたこともあり
評判になっていました。

InterBEE_3 InterBEE_4
他のブースで気になったところは、WONDERVISION TECNO LABで大きな半球の投影面を作り座席を油圧で動かし没入感の高い体験型シミュレーターで実際にシートに座り体験するという展示で多くの集客を行っていました。

映像装置ではソニーのCLEDISが圧倒的な表現力で大画面、大迫力の展示を行っていました。非常に小さいLEDの光源サイズ(0.003㎟)で黒占有率99%以上を実現し、車の塗装面の反射を完全再現できるような性能で大画面で実物大の車のCGをデモしていました。

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この展示会は、少し対象が異なったように感じましたが興味を持っていただいて説明を聞いていただいた方もおり、少なからず表技協をPRできる良い機会となったと考えます。

動的都市モデルとVR、プロジェクションマッピングを先進的に融合 フォーラムエイトデザインフェスティバルの前夜祭にて公開

一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、会長:町田聡、略称:表技協、<https://soatassoc.org/>)は、11月15日(火)の夜(17:30~21:00)、品川インターシティホールにて開催される「第10回FORUM8デザインフェスティバル2016
の前夜祭 <https://www.forum8.co.jp/fair/fair.htm#eve >として、VR(仮想現実)によるジオラマ・マッピングと都市飛行アトラクションによる未来のシティパーティを演出します。

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動的都市モデルとVR、プロジェクションマッピングの融合

今回表技協が披露するのは、動的都市モデル、3次元バーチャルリアリティソフトUC-win/RoadによるVR、プロジェクションマッピングの融合をテーマとした、最先端の表現技術開発への取り組みにおける最新の成果発表となります。

都市モデルへのジオラマ・マッピングでは「未来都市の建築モデルを提案し、1/200の模型にプロジェクションマッピングによる投影を行います。また、都市飛行アトラクションは、大画面に投影されるVR都市の中にいる避難者を、超小型ドローンを操縦して救出するものです。
さらに、作曲、音楽プロデュースを中心に国内外で活動する実力派DJのONI氏による演出で、VRとプロジェクションマッピングが融合する未来のカジノをイメージしたシティパーティを実現します。

このイベントは、株式会社フォーラムエイト(本社:東京都港区、社長:伊藤裕二、<URL:https://www.forum8.co.jp>)が、11月16日から18日に品川インターシティホールで開催する「第10回フォーラムエイトデザインフェスティバル」の前夜祭として、開催前日11月15日夜に開催されます(招待制/表技協会員に入会で参加可能)。
表技協はVRなどの最先端表現技術を活用した多様なプロジェクトや、表現技術に関わるカリキュラムの提供を行っています。11月17日午後の「第2回最先端表技協・最新コンテンツセッション・CRAVA社」では、町田聡会長がUAVの空撮映像を利用した土石流VRシミュレーションの事例や、2017年にスタートを予定している表技協検定などの情報を紹介します。また、表技協法人会員でもある株式会社CRAVAからは、UC-win/RoadによるVR技術を応用したゲームコンテンツ・システムなどの事例を紹介します。

同時開催される第9回国際VRシンポジウムにおいては、建築、土木、都市計画の分野の研究が世界から集まりVRの活用を発表・議論する活動から、講演およびデモンストレーションがおこなわれます。

<関連情報>
「第10回FORUM8デザインフェスティバル」プログラム
http://ftp.forum8.co.jp/forum8lib/pdf/design-fes2016.pdf

・日時:2016年11月16日(水)から18日(金)
・会場:品川インターシティ
・主催:株式会社フォーラムエイト
・参加:事前申し込み制
・お問い合わせ:株式会社フォーラムエイト
        営業サポート窓口 TEL. 0120-1888-58(フリーダイヤル)

○最先端表現技術利用推進協会(表技協)
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会(表技協)は、「最先端の表現技術を積極的に使いこなすための団体」として様々な業界のユーザやメーカー、クリエイターを会員として2013年11月に設立されました。プロジェクションマッピング、3D立体映像、3DVR、MR、AR、3Dプリンター、デジタルサイネージをはじめ最先端技術を用いた表現の開発、利用推進、人材育成に総合的に取り組んでいる団体です。
HP  URL:https://soatassoc.org/

第7回「世代のグラフィックカードとサイネージ用多画面モデルの紹介」

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発表者:サードウェーブデジノス 林田 奈美(個人会員)
日時: 11月07日(月)15:00~フォーラムエイト東京本社

概要:最新のPascal世代グラフィックカードの概要とデジタルサイネージやプロジェクションマッピングに使われるグラフィックカードを使った多面モデルについての講義。世の中のグラフィックカードの動向や現状について多くの質問が参加者からあり、事例を含め活発な意見交換がなされました。

10th フォーラムエイトデザインフェスティバル2016前夜祭プロジェクションマッピングイベントのご案内

動的都市モデルとVR、PMの融合

フォーラムエイトデザインフェスティバル2016前夜祭プロジェクションマッピングイベントのご案内

このたび表技協では、フォーラムエイトデザインフェスティバル2016前夜祭にて、動的都市モデルとVR、PMの融合をテーマにVRによるジオラマ・マッピングと都市飛行アトラクションが織りなす未来のシティパーティを提供いたします。

ジオラマ・マッピング
ジオラマ・マッピング
大画面都市飛行アトラクション
大画面都市飛行アトラクション

FORUM8ユーザ、海外来訪者の方々をご招待し、最先端表現技術による演出で彩られたカジノ風パーティが楽しめます。演出はDJ ONI氏、ジャズ、タップダンスのショーも楽しめますので、ぜひともお越しください。
会員の皆様は無料でご参加いただけます。プレス関係者のご来場も歓迎いたします。参加をご希望の方は、11/10日までに、事務局宛てにご連絡ください。
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【日時】11月15日 17:30~21:00
【場所】品川インターシティホール

●デザインフェスティバル前夜祭詳細
https://www.forum8.co.jp/fair/fair.htm#eve

Inter BEE 2016 出展内容 更新

幕張メッセ 11/16(水)~11/18(金) ホール4 映像表現/プロライティング部門 ブース#4303

映像ビジネスに携わる方に、表技協の活動を広く知ってもらうために出展いたします。
最先端表現技術の普及に興味のある方を会員として広く募集しておりますので是非ブースに足をお運びください。
事前登録がWEBで可能です。下記URLから事前登録されるとスムーズに入場できます。

「▷入場事前登録はこちらから」 
http://www.inter-bee.com/ja/

Inter BEE 2016 表技協ブース案内

■展示イメージ
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URCF実空間メディアワーキンググループセミナー「実空間メディアとしてのVRを考えるvol.1」レポート

日時:2016年10月3日(月) 会場:(株)フォーラムエイト セミナールーム

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)実空間メディアワーキンググループセミナー「実空間メディアとしてのVRを考えるvol.1」が表技協共催で開催されました。参加者は51名で講師によるセミナーに加えて、今話題のFOVEのHMDのデモもあり、盛況のうちに終了しました。多方面にわたる課題や今後の展開などが新しい視点から議論され多くの情報を共有することができ大きな成果がありました。

今回の成功を踏まえ、このセミナーの2回目もURCFと共催で計画する予定です。詳細は表技協のHPおよびSNSで告知しますので、ぜひともチェックしてください。
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■講師によるセミナー

「実写360°立体撮影の実際」 (株)ステレオアイ代表取締役 関谷隆司氏
360°立体撮影原理とカメラの種類、撮影原理の説明があり現状の課題と今後の課題が報告されました。

「実写360°2D映像の2眼視聴の有用性」 URCF実空間メディアワーキングリーダー/表技協会長 町田聡氏
3Dの全体像がイラストで説明され、またVRによる年齢制限で見落としている点として
ハードとともにコンテンツも重要であるということに言及されました。

「HMDにおける視線追跡機能の可能性」 株式会社FOVE  Technical Director佐野元紀氏
新商品のデモとともに特徴、原理の説明と今後の期待されるアプリケーションの説明があり、また
アプリケーションの具体例2件の紹介があり今後のビジネスへの期待が語られました。

「VR映像の生体安全性」 産業技術総合研究所 人間情報研究部門 感覚知覚情報デザイン研究グループグループ長 氏家弘裕氏
没入型立体表示によるHMDの映像酔いの仕組みと実験による映像のヨー、ピッチ、ロールの寄与度や
感覚不一致の事例の発表があり臨場感とガイドラインの取り決めが必要との見解が出されました。
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■講演者によるラウンドテーブル   座長:町田聡氏

いろいろな方面でVRの飛躍を目指して活躍している専門家の方々からの活発な議論が展開され安全性と臨場感の両軸から今後の活動を進めていくことで共有認識が得られました。
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■デモの様子と3Dカメラ展示

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■懇親会 (株)フォーラムエイト セミナールーム

講師を除く17名参加にて情報交換、親睦が図られました。

第6回「映像と実世界を融合する空間映像技術」

発表者:石川光学造形研究所 代表取締役 石川 洵(個人会員)
日 時:9月5日(月)15:00~フォーラムエイト東京本社

概要:発表者の石川氏は究極の立体画像「ホログラフィ」よりスタートし、その経験を生かして現在は空間映像のシステムハードをメインとして、映像と実世界を融合する仕掛けを開発・製作しています。
 映像とは画面を見るものである!?これは、映画、テレビの視聴スタイルとして長年私たちの感覚に刷り込まれてきて、スマホの時代にも受け継がれています。もし、映像を、単に情報伝達の手段でなく、生活空間における「モノ」と同等の存在として空間に融合できたら。すなわち映像のモノ化、モノの映像化がクロスオーバーして進めば、映像世界はもっと豊かなものとなり、また、AR技術もより実り大きいものになるでしょう。
製品一覧(pdf)

第5回「科学技術映画の世界」

発表者:映像ディレクター 渡辺雄志(個人会員)
日時:2016年8月1日(日)会場:フォーラムエイト東京本社

発表者の渡辺氏は、日本の科学技術映画の老舗である岩波映画で長年に渡って演出を担当後、フリーで多くの科学技術映像を制作してきました。
科学技術映像といえば、昨今はコンピューターを使用したビジュアライゼーションを思い浮かべますが、カメラで捉えた映像にも大変力があります。
スバル望遠鏡やスーパーカミオカンデなどの記録映画をはじめ、実際の映像を見せていただきながら、制作前のネゴシエーションから撮影現場でのエピソードまで、貴重なお話を伺いました。

北上市プロジェクションマッピング教育支援

北上市では2016年9月30日に行われる「いわて国体前夜祭」において、表技協のプロジェクションマッピングの指導認定校である北上コンピュータ・アカデミーが制作する、国見山廃寺跡(国指定史跡)をテーマにしたプロジェクションマッピングを北上まちなか博物館に投影します。
表技協は北上市の依頼により、このプロジェクションマッピングの制作と実施に関わる教育支援を北上コンピュータ・アカデミーに対して会員である株式会社Flapper3と共に実施しています。
8月17日には実施場所の北上まちなか博物館(旧消防分署)でのテスト投影を行いました。
表技協と北上市で作成した投影設計の基本プランに沿って、北上コンピュータ・アカデミーのCG・CADコースの教員2名、学生4名と共に実際に使用するプロジェクターを設置・調整し投影しながら窓の位置や明るさの評価を行いました。
北上市からは北上市長をはじめ商業観光課の方々が参加され、本番に向けての期待が高まっていました。
テスト投影は無事終了し、明るさや設置位置などが基本プラン通りに効果を発揮することが確認できました。 北上コンピュータ・アカデミーでは、この確認をうけて9月30日の本番を目指してコンテンツの制作に励み、表技協では引き続きサポートを行っていきます。

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幅約16mのまちなか博物館は、旧消防分署で少しレトロな建物です。2台の4500lmのプロジェクターで投影できるかのテストです。台風が関東から東北に向かうのに合わせて移動しており、設営は雨と風の間隙をぬって行われました。

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チェッカーパターンでプロジェクターの位置を微調整しながら投影範囲を確認しています。

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この建物で特長的な窓の位置をトレースし、制作用のデータを作ります。

第4回「AR、流行にとらわれない多様な事例」

発表者:株式会社 B.b.design 安田裕治(個人会員)
日 時:7月4日(月)15:00~フォーラムエイト東京本社

概要:最近はVRが中心でARと聞くと古い思われる方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。マイクロソフトのホロレンズはARですし、VRの次はARが脚光を浴びることになると考えます。今一度ARの事例を紐解くことで次世代のARブームに備えます。

先端コンテンツ技術展出展レポート

2016年 6月 29日(水)~7月1日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された「第2回 先端コンテンツ技術展」に出展いたしました。
表技協は、法人会員である株式会社フォーラムエイトと共同出展となり、同社のブース内に、プロジェクションマッピングテーブル、VRビューア、ファブボット(提供:ハマナカデザインスタジオ)を中心とした展示を行いました。

表技協ブースの様子
表技協ブースの様子
VRビューア
VRビューア
プロジェクションマッピングテーブル
プロジェクションマッピングテーブル
プロジェクションマッピングテーブル
プロジェクションマッピングテーブル
VRビューアが来場者の興味を集めました
VRビューアが来場者の興味を集めました
ファブボット
ファブボット
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