北上市では2016年9月30日に行われる「いわて国体前夜祭」において、表技協のプロジェクションマッピングの指導認定校である北上コンピュータ・アカデミーが制作する、国見山廃寺跡(国指定史跡)をテーマにしたプロジェクションマッピングを北上まちなか博物館に投影します。
表技協は北上市の依頼により、このプロジェクションマッピングの制作と実施に関わる教育支援を北上コンピュータ・アカデミーに対して会員である株式会社Flapper3と共に実施しています。
8月17日には実施場所の北上まちなか博物館(旧消防分署)でのテスト投影を行いました。
表技協と北上市で作成した投影設計の基本プランに沿って、北上コンピュータ・アカデミーのCG・CADコースの教員2名、学生4名と共に実際に使用するプロジェクターを設置・調整し投影しながら窓の位置や明るさの評価を行いました。
北上市からは北上市長をはじめ商業観光課の方々が参加され、本番に向けての期待が高まっていました。
テスト投影は無事終了し、明るさや設置位置などが基本プラン通りに効果を発揮することが確認できました。 北上コンピュータ・アカデミーでは、この確認をうけて9月30日の本番を目指してコンテンツの制作に励み、表技協では引き続きサポートを行っていきます。
幅約16mのまちなか博物館は、旧消防分署で少しレトロな建物です。2台の4500lmのプロジェクターで投影できるかのテストです。台風が関東から東北に向かうのに合わせて移動しており、設営は雨と風の間隙をぬって行われました。
チェッカーパターンでプロジェクターの位置を微調整しながら投影範囲を確認しています。
この建物で特長的な窓の位置をトレースし、制作用のデータを作ります。