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ジュニア・ソフトウェア・セミナー(主催:フォーラムエイト、後援:表技協)

■ジュニア・ソフトウェア・セミナー(主催:フォーラムエイト、後援:表技協)

開催日 会場 備考
[第7回]
2016年 8月 4日(木)~ 5日(金)
フォーラムエイト 東京本社、および全国8ヶ所の当社セミナールーム
(札幌/仙台/金沢/名古屋/大阪/福岡/宮崎/岩手)

「第2回 先端コンテンツ技術展」に出展

表技協では、第2回 先端コンテンツ技術展に出展いたします。
今回は法人会員である株式会社フォーラムエイトと共同出展となり、同社のブース内にプロジェクションマッピングテーブルをはじめとした展示を行います。
ぜひともお越しください。

日時:2016年 6月 29日(水)~7月1日(金)10:00~18:00
会場:東京ビッグサイト 西1・2ホール フォーラムエイトブース内(A413)

第3回「建築デザインのコンペサイトArcbazar」

発表者:株式会社フォーラムエイト 今泉潤(法人会員)
日時:2016年6月6日(月) 会場:フォーラムエイト東京本社

Arcbazarは住宅および公共・商業施設の設計、リフォーム、造園、インテリア等の分野で、施主がWebサイトを通して広く世界中を対象としたコンペを開催できるシステムです。システムの仕組みおよび、直近でフォーラムエイトが実施・協賛したコンペについて紹介しました。

第1回表現技術勉強会

「知って得するスマホ用VRビューアー情報交換会」
日時:2016年5月21日(土) 会場:デジタルハリウッド 御茶ノ水

第1回表現技術勉強会は、「スマホ用のビューアー」をテーマとして開催されました。
講師によるセミナーに加えて、参加者によるプレゼンや、それぞれが持ち寄った紙製やHMDタイプなどさまざまなビューアーを比較・体験しながらのフリーディスカッションも行われ、盛況のうちに終了しました。
次回のセミナーは、7~8月ごろの開催を予定してます。詳細は表技協のHPおよびSNSで告知しますので、ぜひともチェックしてください。

■講師によるセミナー
「いろいろあるスマホ用VRビューアーの使い所」  表技協会長 町田聡
「VR撮影の実際」  Panorama House 蔭山一広
「実写系VR配信について」  カディンチェ株式会社 代表取締役 青木崇行

■参加者発表
「ルクラのスマホ用VRビューアー「ルクラス」紹介」  株式会社ルクラ 杉山慶太朗
「Web-CGのデモンストレーションとVR活用への可能性」  システムイグゼ 韮塚
「立体視360度実写映像と撮影手法」  株式会社ステレオアイ 関谷隆司
「ワイヤレス一体型ヘッドマウントディスプレイ「IDEALENS」のご紹介」  Idealsee Japan株式会社 高野雅之

第2回「リアルタイムCG技術『Mizuchi』『YEBIS』」

発表者:シリコンスタジオ株式会社 取締役 永谷真澄(法人会員)
日時:5月9日(月) 会場:フォーラムエイト東京本社

世界的にも高い評価を受けている、同社の実写に迫るリアルタイムCG技術のデモンストレーション(リアルタイムレンダリングエンジン『Mizuchi』、リアルタイムレンズエフェクト『YEBIS』)を実施し、VR業界での取り組みを紹介しました。

熊本地震の災害急性期における無人航空機(UAV)の 空撮映像を利用した土石流シミュレーション実施報告書

実施期間:  2016年4月17日〜4月29日
実施場所: 熊本県西原村
実施者: 島谷竜俊1)、貞森拓磨1)、安田裕治2)、中村淳3)、町田聡4)
1)広島大学大学院 救急集中治療医学
2)株式会社B.b.design
3)株式会社フォーラムエイト
4)一般財団法人最先端表現技術利用促進協会

一般財団法人最先端表現技術利用推進協会

【はじめに】
本報告書は2016年4月14日から断続的に起こった熊本地震での災害急性期における、無人航空機(UAV)及び土石流シミュレーションをおこなった活動記録である。 UAVと現地での活動は広島大学大学院が、土石流シミュレーションについては、株式会社フォーラムエイトと株式会社B.b Designが実施し、財団法人最先端表現技術利用推進協会(表技協)は、実施に伴う調整および取りまとめと、土石流シミュレーションに関する費用負担を行った。
災害急性期ということもあり、いかに短時間で必要な情報を現場に提供できるかが最大の課題であり、そのためには迅速な行動と判断が要求されることは言うまでもない。 特にシミュレーションに必要なデータの収集については、通常の状況であれば時間をかけて現地自治体などから正確な情報を入手することもできるが、災害対応に追われる自治体の手を煩わせることは避けるべきであり、その厳密な正確性よりは、より早く概況が把握できる妥当な情報を提供し、それを避難や誘導の参考にすることが最も必要とされる。 今回の災害においても、地震と土砂崩れ、その後の雨による土石流の心配など、刻々と変化する災害状況に対して時間との闘いであることが明確になった。
本報告書は、日ごろ災害のない時に見ていただき、緊急時の対応に必要となるシミュレーション用のデータの整備や入手方法、活用方法などを検証することに特に活用いただきたい。
今後同様な災害時においてそれらの検証が役に立つことを願っている。

【熊本地震発災における現場活動】
2016年4月14日21時26分、熊本県熊本地方を震央とするマグニチュード6.5の地震が、2日後の16日1時25分にはマグニチュード7.3の地震が起こった。死者は49名(4月28日時点)、避難者は18万以上の大災害である。
4月16日未明に厚生労働省からのDMAT(Disaster Medical Assistance Team)派遣要請を受け、広島大学病院から2隊が出動した。当隊は、衛星通信車およびUAVなどの装備を用い、17日から熊本県西原村にて被災状況の情報収集活動を中心とした被災地支援を行った(Fig1-3)。

Fig.1 衛星通信ユニット搭載車両
Fig.1 衛星通信ユニット搭載車両
Fig.2 UAVからの画像を別モニターで映す
Fig.2 UAVからの画像を別モニターで映す
Fig.3 屋外ではタブレットの視認性が悪いためHMDを活用
Fig.3 屋外ではタブレットの視認性が悪いためHMDを活用

DMATは基本的に発災から72時間を活動期間としているため18日に一旦広島に撤収したが、翌19日より西原村役場から再度派遣要請があり、広島大学として被災地支援活動を再開した。
西原村からの主たる依頼内容は大きく2つあり、ひとつは、倒壊した家屋などの撤去の前に、被災直後の西原村の様子を空影しアーカイブして欲しいというもので、複数の集落を含めた20か所の空撮依頼であった。もうひとつは、西原村の各地で起こった山の斜面の亀裂やがけ崩れの調査である(Fig.4-6)。

Fig.4 出の口集落北側斜面亀裂(2016.04.18撮影)
Fig.4 出の口集落北側斜面亀裂(2016.04.18撮影)
Fig.5 出の口集落北側斜面亀裂(2016.04.21撮影)
Fig.5 出の口集落北側斜面亀裂(2016.04.21撮影)
Fig.6  崩落している砂防ダム上流
Fig.6  崩落している砂防ダム上流

依頼された空撮映像は、撮影毎に役場に戻り、西原村役場、国土交通省、自衛隊の関係者とともに確認した(Fig.7)。
UAV空撮映像から、出ノ口地区の山の斜面の亀裂は、民家が隣接しているという点で特に深刻であり、西原村役場も自主避難から避難勧告に切り替えるべきか苦慮している状況であった。我々は客観的な判断材料として土砂災害が発生した場合をシミュレートすることを着想し、4月21日技術的観点を相談した結果、FORUM8に協力依頼することでシミュレーションは可能であると判断した。迅速な結果を求めていたため、シミュレート結果の形式は3次元情報ではなく2次元情報とした。

Fig.7 西原村役場、自衛隊と映像を確認している様子
Fig.7 西原村役場、自衛隊と映像を確認している様子

【土石流シミュレーション作成】 
本来、自治体の土木部に依頼して入手すべきデータを地震によって被災対応に追われている自治体に依頼することは困難であると判断し、インターネット検索にて様々なデータ情報の中から使用可能なものを抜粋して解析を行った。土石流シミュレーションに使用したソフトウエアは「UC-win Road + 土石流シミュレーションプラグイン」で、土石流シミュレーションと解析結果を可視化するVRシミュレーションソフトウエアである。

■ 解析に必要なデータ条件
・流入ハイドログラフ(時刻歴流量)
・土砂濃度
・土砂の粒径
・河床容積濃度
・砂の内部摩擦角

■地形データについて
国土地理院の50mメッシュデジタルデータ、並びに、土石流解析範囲については、国土地理院の「基盤地図情報ダウンロードサービス」から、 「基盤地図情報数値標高モデル」の5mメッシュの地形データをダウンロードしてUC-win/Roadにて3次元地形データを作成し、これをベースに、解析用の地形データを生成した。(Fig8-10)

Fig.8 国土地理院の50mメッシュデジタルデータ
Fig.8 国土地理院の50mメッシュデジタルデータ
Fig.9国土地理院「基盤地図情報数値標高モデル」5mメッシュの地形データ
Fig.9国土地理院「基盤地図情報数値標高モデル」5mメッシュの地形データ
Fig.10 地図データを元にUC-win/Roadで3次元解析した地形
Fig.10 地図データを元にUC-win/Roadで3次元解析した地形

■地盤データ
必要データすべての収集を短期間で行うことは困難であり、解析用の数値として土砂粒径以外はデフォルト値を使用した。(Fig.11)

Fig.11 地盤データ
Fig.11 地盤データ

■流入ハイドログラフ
熊本県土木部河川港湾局河川課資料P.10より(Fig.12)、こちらの長時間降雨強度式(1/50年確率)での後方集中型の10分降雨強度に降雨面積を掛け合わせてハイドログラフを作成した。降雨面積とは、対象とする河川に流れ込む雨の範囲で、今回は、地形データを参考に設定した。プログラムの制約上、降雨時間は9999sec(約2.7時間)が上限値になっており、後方集中型なので、後半の2.7時間を対象にシミュレーションを行った。

Fig.12 熊本県土木部河川港湾局河川課資料P.10より
Fig.12 熊本県土木部河川港湾局河川課資料P.10より

<解析結果>
今回の解析では、上流域に平均雨量約59.2mm/時の降雨が約2.77時間降り続いた場合に、土石流がどの範囲に影響(到達)するかを解析し、1日360mm(過去50年で西原村での最高雨量)の雨が降ると3時間以内に土砂が下方に流れてくるとの結果が導かれた。

■堆積厚分布図
土石流の氾濫・堆積が生じている緩勾配扇状地(2次元領域)での解析結果(下記に示す各種堆積分布図)を見ると、以下のことが理解できる。
・渓谷を抜けた近辺に土砂が堆積している結果となっている。
・また、時間経過と同時に、土石流が河川下流に流れている様子が伺える。

■堆積分布図(2D表示)
解析結果を2D平面コンタ図で表現したものを下図に示す。図中の赤色部分が堆積が大きい箇所である。

Fig.13 堆積分布図(2D表示)
Fig.13 堆積分布図(2D表示)

■堆積分布(3D表示)

Fig.14 堆積分布図(3D表示)
Fig.14 堆積分布図(3D表示)

■UC-win/Road上での3D堆積図
解析結果である堆積分布状況をUC-win/Roadを用いて、3D表示で可視化したものを下図に示す。

Fig.15  UC-win/Road上での3D堆積図
Fig.15  UC-win/Road上での3D堆積図

着想・依頼から8日目の4月27日にデータが完成し、4月28日に西原村役場、国土交通省国土技術政策総合研究所土砂災害研究部に直接データ情報を供覧し提供した(Fig.16)。結果として前夜である4月27日19時15分に西原村から避難勧告が発令されたが、我々のデータは避難勧告を裏打ちするものとなった。

Fig.16 シミュレーション結果を説明
Fig.16 シミュレーション結果を説明

我々の活動は、発災後急性期に行う故に、刻一刻と状況が変化するため、常に最新であり客観性の高い情報が必要となる。本プロジェクトの最大の利点は迅速性であるため、今後はより迅速な作業を実現するために、ワークフローを確立することが必要となると思われる。
また,UAVは有人ヘリや衛星写真と比較し近接空撮ができるため,地質や被災状況の詳細な情報を手に入れることができる。このような情報の客観性や再現性をより高めるため客観性や再現性をより高めるためにシミュレーションを行い、二次災害防止に利用し避難命令の判断材料とすることは、非常に有意義で重要な被災地支援活動であると考えられる。

【参考資料】
西原村全集落空撮映像 https://goo.gl/F1sw09
熊本県土木部河川港湾局河川課:開発許可申請に伴う調節池設置基準(案)
平成27年8月資料
国土地理院基盤地図情報ダウンロードサービス「基盤地図情報数値標高モデル」 
地震調査研究推進本部事務局 地層データ
http://www.hp1039.jishin.go.jp/danso/Kumamoto2A/2-1-3-2.htm

5/21第1回表現技術勉強会 「知って得するスマホ用VRビューアー情報交換会」

■日時:5/21(土) 12:30開場13:00開始 -17:00終了(懇親会あり)
■場所:デジタルハリウッド 御茶ノ水
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表技協では、最先端の表現技術に関する勉強会を開催しています。
今回は、「スマホ用のVRビューアー」に関する勉強会です。
講師だけでなく参加者からの発表機会もあります。
また、紙製やHMDタイプのスマホ用ビューアーも多数用意しています。
あなたが使っているビューアーを持参いただき、他のものと比較するなど、体験的なフリーディスカッションも行います。
実写VRやスマホVRに興味のあるかたは、奮ってご参加ください。
■当日体験できるビューアー
[紙製] GoogleCardboadv1/v2/、ハコスコ1眼/2眼、EYERESH。
[HMD] GearVR、VR BOX、VR SHINECON、ハコスコDX。
※提供表技協会員(アンビエントメディア、株式会社シンク・デザイン)
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第1回表現技術勉強会
「知って得するスマホ用VRビューアー情報交換会」
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■日時:5/21(土) 12:30開場13:00開始 -17:00終了(懇親会あり)
■場所:デジタルハリウッド 御茶ノ水 E-14教室
■参加費:
→ 表技協会員、デジタルハリウッド学生は無料
→ 一般 3000円 当日持参ください
※当日表技協に入会申し込みいただくことも可能です。
※その場合は3000円を入会金から差し引いてご請求します。
※詳細は下記をご覧ください。
入会案内
→ 一般参加で発表していただける方は無料
  (申し込み人数に達しだい締め切り)
■定員:40名(定員になり次第締め切ります)
■主催:一般財団法人最先端表現技術利用推進協会
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■スケジュール
12:30-会場
13:00-開始
・セミナー各30分
 「いろいろあるスマホ用VRビューアーの使い所」
表技協会長 町田聡
 「VR撮影の実際」
Panorama House 蔭山一広
 「実写系VR配信について」
カディンチェ株式会社 代表取締役 青木崇行
14:30-
・参加者プレゼン10分 x 3人程度
※タイトルに沿った事例プレゼンを募集します。
※希望者は下記フォームで事前に申し込みをお願いします。
※定員になり次第締め切らせていただきます。
15:00
・ビューアーを体験しながらのフリーディスカッション
※お持ちのスマホ用VRビューアーの持参歓迎
17:00 終了
17:30ごろから懇親会(希望者)
・会場近隣居酒屋程度
・懇親会費:4000円程度

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■申し込み方法
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下記の1〜3をコピーして記入の上、表技協事務局あてにメールで送りください。 開始1週間前までにメールで参加可否のご連絡を差し上げます。
・メール送信先
 表技協事務局
 info@soatassoc.org
———————–
1.参加申し込みます
(該当するいずれかを残してください)
 □表技協会員あるいはデジタルハリウッド学生(参加費:無料)
 □一般(参加費:3000円)
  ※領収書が必要な方は下記に宛先を記載ください
   宛先:
[氏名]
[所属]
[無料種別]
 □表技協会員
 □デジタルハイウッド学生(学生証の提示が必要です)
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2.発表(10分以内)申し込み
 □発表に申し込まない
 □発表に申し込む
  ※発表タイトルを記載ください
   タイトル:
  ※発表が決まった方は参加費が無料となります。
  ※定員3名になり次第しめきります。
  ※発表が決まった方は事前にご連絡します
  ※発表に漏れた方は一般枠として定員内での参加可否をご連絡します
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3.懇親会申し込み
 □参加しない
 □参加する
  ※近郊で会費4000円程度を予定しています。
  ※会費は当日受付時にいただきます。
  ※領収書が必要な方は下記に宛先を記載ください
   宛先:
———————–
■表技協会員に申し込む
 下記から入会が可能です。
 入会案内
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そのほか、
スマホ用VRビューアーなどを持参いただき、参加者にご紹介いただくことも可能です。
申し込みは必要りません、当日持参ください。
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表技協合同部会報告-デジタルファブリケーションの潮流-

カップ型ロボット、ファブボットのワークショップの様子を、ハマナカデザインスタジオの濱中さんに紹介していただきました。

ハンダ付けなどを経て3時間ほどでできあがるロボットを動かすために、オブジェクト指向のプロラミングツールで命令を組み合わせます。 実行させると顔の向きが変わったり、LEDが点滅するなど表情がでてきます。 センサーをつけ、近づくとしゃべったり首をふるようにすることもできます。 そのほかメールを読ませたり、人と会話もどきの応対をさせるようなことも可能です。
単純な造りですが、コンパニオンロボットととしての可能性も感じられる大変興味深いセッションとなりました。
今後、部会で表技協ならではの使い方をハックしていきたいと思います。
そのほか、3Dプリンターで作ったコーナーによる収納家具の制作事例も紹介いただきました。 デジタルファブリケーション、実はアナログの塊だったことが分かる有意義なセッションに、みなさん興味しんしんでした。
ご興味のある方は、是非入会いただいて、ご参加ください!

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立体ディスプレイ装置「プロジェクションマッピングテーブル」を共同開発

3Dモデルに全周囲マッピングを実現したホログラムを超える立体ディスプレイ装置 ~汎用型の全周「プロジェクションマッピングテーブル」を共同開発~
株式会社フォーラムエイト(本社:東京都港区、社長:伊藤裕二、URL:http://www.forum8.co.jp)と一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、会長:町田聡、略称:表技協)は、高度な「プロジェクションマッピング」技術を手軽に活用できる、「プロジェクションマッピングテーブル」を共同開発して、4月より本格的に販売を開始します。

 今回、都市計画やドライブシミュレータなどでの活用で豊富な実績をもつフォーラムエイトのVR(バーチャルリアリティ)ソフトウェアUC-win/Roadと、プロジェクションマッピングで経験豊富な表技協の技術を組みわせることで実現しました。
 共同開発を行った「プロジェクションマッピングテーブル」は、3Dプリンタで出力した対象物などに対して全周からのプロジェクションマッピングを実現することにより、物体を映像で包みこむ先進的な表現が可能なユニークなディスプレイ装置です。自動車や家電などの製品開発におけるデザインシミュレーションや、デジタルものづくり革命を推進するシステムとして期待されます。
 製造業向けのデザインレビュー、展示会やショールームでのプロモーション、建築物や地形、各種解析結果等の表示、プロジェクションマッピングの投影シミュレーションなどの常設用途を中心に提供していく予定です。

 販売はフォーラムエイトが担当し、標準価格は1システム800万円~。初年度10セット、5年間で100セットの提供を目標としています。

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▲プロジェクションマッピングテーブル

<システムの概要>
 プロジェクションマッピングテーブルは5台のプロジェクターと1台のディスプレイからなるマルチ映像を投影するために必要な機器やシステム一式をテーブル内に一体化した装置で、投影環境とシステムをパッケージ化しています。
 テーブル中央に対象物を置き、前後左右の4方向と上部からの計5台のプロジェクターを組み合わせて投影するシステムです。さらに対象物を置く下部には液晶ディスプレイも埋め込まれており、ここにも映像の表示が可能です。また、投影用ミラーのサイズを変更することで対象物の背景にリアスクリーンを設置するなど、様々な投影バリエーションを手軽に実現することができます。

<開発の経緯>
 通常のプロジェクションマッピングでは、観客は限られた方向からしか見られませんでした。車のような立体モデルに対して、一方向のみの投影映像しか見ることはできませんでした。
 立体構造の対象物に対して全周方向の映像を投影するには、多方向から投影するプロジェクターを準備したり映像を合成する必要がありますが、プロジェクターの配置や複数映像の同期制御、対象物の位置決めなど、高度な技術と経験が必要で、実現が困難でした。そこで、投影環境とシステムをパッケージ化して、手軽に全周のプロジェクションマッピングを実現するために開発し、投影に必要な煩雑な試行錯誤を解消しました。

<プロジェクションマッピングテーブルの特長>
・ 全周プロジェクションマッピングの技術を手軽に、どこでも利用できる一体化システム
・ 投影環境とシステム(ハードウェアとソフトウェア)をパッケージ化して提供
・ 約20000時間に及ぶ光源時間で常設に最適
・ 電源を入れるだけで自動起動可能
・ UC-win/RoadなどのVRシステムや、サイネージ用STB、マッピング用ソフトウェアとのインテグレーションが柔軟に行える
・ 建築物などの大型構造物までの3Dデータ化が可能なスキャニングサービスも合わせて利用可能
・ 3Dデータから表示対象物の3D模型を出力するフルカラー3Dプリンティングサービスも合わせて利用可能

<プロジェクションマッピングテーブルの仕様>
■外寸 : 幅:1380mm、奥行:1580mm、高さ2035mm、
■主な機器 : プロジェクター:3000lm、XGA、DLP、レーザー/LED x1台、
ディスプレイ:42インチLCD、フルHD、PC1台、
制御ソフト:UC-win/Road、スピーカー:ステレオ
■投影対象物サイズ : 幅:600mm、奥行600mm、高さ300mm程度
 フォーラムエイトと表技協は、ホログラムを超える本物の立体ディスプレイ装置として常設での活用分野を広げていく予定です。標準構成を基に、リアスクリーンによる背景機能の追加で遠くからでも視認性を高めた展示用タイプや、店舗などで製品のアイキャッチに利用でき、操作性を高めたサイネージタイプなど、様々なシチュエーションで活用できる立体ディスプレイ装置として提案していきます。また、特定用途向けのカスタム品などにも積極的に対応していく方針です。

【関連情報】
▼3次元リアルタイムVRソフトウェア UC-win/Road 製品情報
http://www.forum8.co.jp/product/ucwin/road/ucwin-road-1.htm
▼プロジェクションマッピングテーブル開発レポート(U&C108号「3Dコンテンツニュース」)
http://www.forum8.co.jp/topic/3Dcontents108.htm

○株式会社フォーラムエイトについて
代表者 : 代表取締役社長 伊藤 裕二
所在地 : 〒108-6021 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟21F
設立 : 1987年5月
事業内容 : 設計、解析、CAD及びVR/CGソフトの開発・販売・サポート、技術サービス
URL  : http://www.forum8.co.jp/

○最先端表現技術利用推進協会(表技協)
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会(表技協)は、「最先端の表現技術を積極的に使いこなすための団体」として様々な業界のユーザーやメーカー、クリエイターを会員として2013年11月に設立されました。
プロジェクションマッピング、3D立体映像、3DVR、MR、AR、3Dプリンタ、デジタルサイネージをはじめ最先端技術を用いた表現の開発、利用推進、人材育成に総合的に取り組んでいる団体です。
表技協の活動について:活動内容

▼本件の報道に関するお問合せ:
株式会社フォーラムエイト
担当 : 太田
Tel : 03-6894-1888
E-Mail : oota@forum8.co.jp

プロジェクションマッピングの認定校制度を開始、北上コンピュータ・アカデミーを初認定 地域の活性化に貢献する成果を支援

一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、理事長:伊藤裕二、略称;表技協)は、職業訓練法人 北上情報処理学園 北上コンピュータ・アカデミー(本部:岩手県北上市、校長:吉川一郎、<http://www.kca.ac.jp/>)に対して、プロジェクションマッピングの指導者養成カリキュラムを実施しました。

その成果として卒業研究発表会が開催され、一連のカリキュラムを修了したことを評価し、北上コンピュータ・アカデミーがプロジェクションマッピングの適切に指導が行える教育機関であることを認定しました。今回の認定は、表技協によるプロジェクションマッピングの初の認定校となるものです。

北上コンピュータ・アカデミーは全8回、4か月にわたるCG・CADコースの指導教員向けのカリキュラムを修了し、修了教員が指導を行ったCG・CADコースの学生5人によるチームが、2月6日の卒業研究発表会でその成果発表しました。

今回取り組んだテーマは、北上市にある国指定史跡の国見山廃寺跡をプロジェクションマッピングにより内外にPRするという課題です。
国見山廃寺跡は、平泉が繁栄した時期からさらに200年以上前の1000年前の平安中期に栄えた山岳寺院で、伝承によると700を超える堂塔、36の僧坊をもつ大寺院であったといわれており、北上市では観光資源としても注目しています。
北上コンピュータ・アカデミーでは、市と連携して地域に貢献できる課題として積極的に取り組んでおり、CGやCADを活かせる表現としてプロジェクションマッピングに注目していました。 学内ではそのノウハウが不足していたため、その指導パートナーを探していたところ、表技協のカリキュラムの存在を知り、その活用に至りました。

表技協では、この地域性を活かしたテーマに対応して、教員が生徒を効果的に指導できるようになることを主眼に、下記のカリキュラムを提供しました。指導は表技協会員でプロジェクションマッピングの第一線で活躍するプロデューサーと、多くの高品質なプロジェクションマッピングの実績をもつクリエイターのチームが担当しました。またネットによるリモートからの指導や、現地でのハンズオンを組み合わせた指導方法の採用により、地理的な条件等も克服し、先進的な技術に関してきめ細な教育を実施しました。

期間:2015年10月~2016年2月
カリキュラム内容
・プロジェクションマッピングの概要
・プロジェクションマッピングのワークフロー体験
・プロジェクションマッピングのプランニング
・シナリオ構成と演出
・コンテンツ制作
・テスト投影
・プロジェクションマッピングの実施と運営
受講者:北上コンピュータ・アカデミー 教員1名、学生5名
指導者3名
・基礎指導:町田聡、・構成演出制作指導:Flapper3千葉、・マッピング指導:吉川マッハスペシャル

表技協のカリキュラムは、単なる座学ではなく実技や演習を交えて、テーマに沿って実施することが特徴となる実用的な指導が特長です。今後、表技協では、今回の実績を活かして職業訓練法人や専門学校や大学などの教育機関に向けて、積極的にカリキュラムの提供を実施していく予定です。特に地域の活性化や街おこしなど、地方再生や社会貢献性の高い活動に協力していくことを考えます。

北上コンピュータ・アカデミーでは、この成果を継続的に発展させていくために、新入学生にも同プロジェクトを引き継ぎ、より充実したコンテンツに改変していく予定です。また、実際に北上市のPR活動においても活用できるように、積極的に市に働きかけて連携を推進していく方針です。

(写真1)左:表技協町田会長 右:北上コンピュータ・アカデミー 吉川校長
(写真1)左:表技協町田会長 右:北上コンピュータ・アカデミー 吉川校長
(写真2)学生が制作したプロジェクションマッピングの一部
(写真2)学生が制作したプロジェクションマッピングの一部

○最先端表現技術利用推進協会(表技協)
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会は、「最先端の表現技術を積極的に使いこなすための団体」として様々な業界のユーザーやメーカー、クリエイターを会員として2013年11月に設立されました。
プロジェクションマッピング、3D立体映像、3DVR、MR、AR、3Dプリンター、デジタルサイネージをはじめ最先端技術を用いた表現の開発、利用推進、人材育成に総合的に取り組んでいる団体です。
表技協の活動について:活動内容

○北上コンピュータ・アカデミーについて
平成3年4月に岩手県北上市に設立された、北上コンピュータ・アカデミーは今年創立25年目を迎えました。この間情報処理技術者の養成施設として1,742名の卒業生を世に送り出し、地域経済の活性化に寄与しています。
北上コンピュータ・アカデミーついて:http://www.kca.ac.jp/

▼本件の報道に関するお問合せ
一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会 事務局:太田
TEL:03-6711-1957(直通)、FAX:03-6894-3888
Mail:info@soatassoc.org、URL:http://soatassoc.org/

円融寺除夜の鐘 プロジェクションマッピング 2015 東京・目黒

大晦日の風物詩として定着し、2015年で4回目を迎えた「除夜の鐘プロジェクションマッピング奉納」(東京目黒・円融寺)。現在表技協が推進している「文化遺産の3DVRアーカイブプロジェクト」の観点から全面的に支援するもので、東京都区内最古の木造建造物で国指定重要文化財である釈迦堂(室町時代)を3Dスキャニングし3Dプリンタで出力するなど、フォーラムエイトの各種技術およびサービスを活用した投影シミュレーションを行い、最先端の表現技術を活用しています。

また、今回は新たな試みとして、岡山の吉備津彦神社(岡山市北区一宮)と円融寺との間でプロジェクションマッピングの中継を実施。吉備津彦神社の大燈籠プロジェクションマッピングの実行委員長である岸本圭司氏は、2014年の円融寺でも招待作家として出演した経験を持つ映像作家です。この中継では、低ビットレートで中継可能な、救急車と病院間を高画質でつなぐシステムで利用されている中継システムを使用しました。

2015年12月28日には、日本テレビの「スッキリ!!」で事前に紹介されるなど、前年の約2倍の2000人程の方が来場し、大盛況のうちに無事終了いたしました。

■円融寺“除夜の鐘” &   “ プロジェクションマッピング奉納”ポスター
■円融寺“除夜の鐘” & “ プロジェクションマッピング奉納”ポスター
 

実施概要
日時 : 2015年12月31日
共催 : 圓融寺、円融寺除夜の鐘プロジェクションマッピング 奉納実行委員会2015
協賛 : 一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会
協力 : アンビエントメディア、株式会社フォーラムエイト

円融寺除夜の鐘プロジェクションマッピング2015 東京・目黒

大晦日の風物詩として定着し、今回で4回目をむかえた、東京目黒の円融寺で行われた、­「除夜の­鐘プロ­ジェクションマッピング奉納」の公式記録ビデオです。 
12/28に日本テレビの「スッキリ!!」で事前に紹介されるなどで、前年の約2倍の­2000人程の人に見ていただきました。

円融寺と最先端映像の新たな出会い!除夜の鐘プロジェクションマッピング奉納 ~それは大晦日の新しい風物詩です~

一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、会長:町田聡、略称:表技協)は、東京都目黒区にある円融寺にて、2015年の大晦日12月31日(木)の夜(21:00~23:30)に開催されるプロジェクションマッピング奉納に協賛し、開催を支援します。円融寺の「プロジェクションマッピング奉納」は、今年で第4回目の開催となる大晦日の恒例行事となっています。

画像1:昨年2014年の円融寺のプロジェクションマッピングの様子 (映像:チドリグラフ、撮影:福原毅)
画像1:昨年2014年の円融寺のプロジェクションマッピングの様子
(映像:チドリグラフ、撮影:福原毅)

今年のイベントでは、表技協が推進している「文化遺産の3DVRアーカイブプロジェクト」の観点から全面的に支援するもので、東京都区内最古の木造建造物で国指定重要文化財である釈迦堂(室町時代)を3Dスキャニングし、3Dプリンタで出力するなど(株)フォーラムエイトの各種3Dサービスを活用して投影のVRシミュレーションを行うなど最先端の表現技術を活用しています。

このイベントは、六本木ヒルズやテーマパークなどのプロジェクションマッピングを手掛けた町田聡が中心となり、豊富な経験を活かしてプロデュースするもので、全国各地より表技協の会員などの映像作家たちが集結して参画します。

さらに円融寺幼稚園の園児や近隣の子どもたちから募集した絵も特別投影する予定です。都区内最古の木造建造物で国の重要文化財にも指定されている釈迦堂が、幻想的な光のアートに変貌します。古き伝統と、最新の映像技術が融合した幻想的な年越しを開催します。

今年のイベントでは、新たに岡山の吉備津彦神社(岡山市北区一宮)と円融寺との間で、プロジェクションマッピングの中継を実施します。吉備津彦神社の大燈籠プロジェクションマッピングの実行委員長である岸本圭司氏は、昨年も円融寺で招待作家として出演した経験を持つ映像作家です。この中継では、低ビットレートで中継可能な、救急車と病院間を高画質でつなぐシステムで利用されている中継システムを使用します。

●開催日時:2015年12月31日(木)
1部:21:00~、2部:21:30~、3部:22:00~、
4部:22:30~、5部:23:00~
※雨天などで予定が変更になる場合は、円融寺のホームページに掲載します。

●会場:天台宗 経王山 文殊院 圓融寺(円融寺)
  〒152-0003 東京都目黒区碑文谷1丁目22番地22号 
  TEL.03-3712-2098

●共催:円融寺/円融寺除夜の鐘奉納プロジェクション
  マッピング制作実行委員会
●協賛:一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会
●協力:アンビエントメディア、株式会社フォーラムエイト、
  株式会社B.b Design、株式会社シンク・デザイン

最先端表現技術利用推進協会はこの他、「文化遺産の3DVRアーカイブプロジェクト」の事例として、国の重要文化財「村上家」(富山県南砺市)のCGムービーおよび3DVRモデルや、錦帯橋(山口県岩国市)へのプロジェクションマッピングなど手掛けています。

<関連情報>
円融寺除夜の鐘プロジェクションマッピング2015 東京・目黒

BBエンコーダー
http://www.bb-design.co.jp/

▼本件の報道に関するお問合せ
一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会 事務局:太田
 TEL:03-6711-1957(直通)、FAX:03-6894-3888
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ビジュアルメディアExpo2015出展レポート

表技協では、昨年に引き続きビジュアルメディアExpoに主催者として参加を行い、「ビジュアルコンテンツコーナー」の展示企画を担当しました。
ビジュアルコンテンツコーナーは、表技協会員が用意した6種類のコンテンツで構成。プロジェクショマッピングテーブルをはじめとして、会員のさまざまな活動の成果を展示いたしました。
また、会場には表技協ブースも同時出展し、3DVR人材の育成で地域産業の創生を目指す「文化遺産の3DVRアーカイブ化プロジェクト」の一環として実施・参画した、「円融寺除夜の鐘プロジェクションマッピング」、「岩国・錦帯橋プロジェクションマッピング」、「鹿児島県政記念館プロジェクションマッピング」、「世界遺産 五箇山合掌造りの3DVR化」のムービーや模型を紹介しました。

■表技協ブースの様子
■表技協ブースの様子
 
■ビジュアルコンテンツコーナー
■ビジュアルコンテンツコーナー

ビジュアルコンテンツコーナー

■プロジェクションマッピングテーブル
出展・開発:一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会
      株式会社フォーラムエイト
5台のプロジェクターと1台のディスプレイを内蔵しプロジェクションマッピング専用テーブル。中心に3Dプリンタで出力したモデルを置き、360度+上下の全方向から投影することができ、全方向からのマッピングを手軽に実現できる。デザインシミュレーションや広報展示等で活用可能。
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■マッピングツリー/3DBOX
マッピングツリー出展・開発:日本フォームサービス株式会社
プロジェクションマッピングをやってみたいという声に答える、工事不要、環境を選ばず、頭上からの投影が可能なプロジェクタースタンド。屋内での投影の際、場所の制約をうけず、高さや角度など自由に調整できる。
3DBOX出展:アンビエントメディア制作:吉川マッハスペシャル
30cm四方の箱から様々なものが、飛び出す、引っ込む、出てくる・・・。小さいながらも、3Dモデルを使いきった本格的なプロジェクションマッピング。作品の大型化やコンテンツ内容のアレンジ、立体表示なども、要望に応じて対応可能。

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■ロータリー円陣
出展    :ハマナカデザインスタジオ
プロデュース:アンビエントメディア
円陣を組んだLEDライトの内側に入ってその中で動くと、人の動きや音に応じてLEDライトが様々な状態に変化する。円陣の内側が異次元に変わる、インタラクティブな作品。
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■FIGURE STAGE
出展・開発:株式会社テクマク
和紙職人とのコラボにより生まれた、インタラクティブなフィギュア用ライトステージ。手をかざすことで照明や音をコントロールできる。
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■AIR SHODOU
出展:株式会社シンク・デザイン開発:SHAREFL(シェアフル)
Kinectを利用し、人の動きにより空間に文字を書くことができる、インタラクティブなアトラクションコンテンツ。本物の筆で書くのと見まがうような「書」を書くことができ、体全体を使って筆の運びを表現する様は、まるで太極拳の動きのようにも見える。書き終わった文字は3次元でビューに表示され、書き始めから書き終わりまでの一連の動きがリプレイされる。
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3DCG、VR、実写映像の融合による先進のプロジェクションマッピングを実現 フォーラムエイトデザインフェスティバル前夜祭にて公開

一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、会長:町田聡、略称:表技協)は、11月17日(火)の夜(17:30~21:00)、品川プリンスホテル・クラブeXにて開催される、フォーラムエイトデザインフェスティバル前夜祭において、業界初の3DCG、VR、実写映像の融合による先進のプロジェクションマッピングを実現します。

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先進のプロジェクションマッピングとイルミネーションの融合を演出

 今回実現するプロジェクションマッピングは、表技協が最先端の表現技術の開発に取り組む中、最新の成果発表となるもので、3DCGとVR、実写映像を複合的に融合した他に例のない先進のコンテンツです。
特設のステージ上の実物の1/2サイズの車のモデルを展示して、プロジェクションマッピングショーを演出するもので、3DCGの映像と、未来的なVR背景、ドローンによる実写映像を融合し、そこにイルミネーションと一体化した演出で紹介します。

 プロジェクションマッピングが普及する中、一方ではその表現の質の限界が課題になってきています。表技協では次世代のプロジェクションマッピングに積極的に挑戦し、プロジェクションマッピングとイルミネーションをインタラクテブにVRで一体化させるコンテンツに取り組みました。

 このイベントは、株式会社フォーラムエイト(東京都港区、社長伊藤裕二、<URL:http://www.forum8.co.jp>)が、11月18日から20日に、品川インターシティホールを中心に開催する「第9回フォーラムエイトデザインフェスティバル2015」の前夜祭として、11月17日夜(17:30~21:00)、品川プリンスホテル・クラブeXにて初開催(招待制)されます。同社ユーザや海外来訪者の方々を中心に招待し、立食パーティ形式で、最先端の表現技術による、VRとイルミネーション、プロジェクションマッピングの共演をDJとVJによるLIVEで楽しむことができます。

 また表技協は、第9回FORUM8デザインフェスティバル2015-3Daysにおいて、最先端の表現技術による3Dプロジェクトをテーマとした第8回国際VRシンポジウム(11月20日(金)開催)に参加し、講演およびデモンストレーション展示を実施します。講演では「文化遺産の3DVRアーカイブプロジェクト」の事例として、国の重要文化財「村上家」(富山県南砺市)のCGムービーおよび3DVRモデルや、錦帯橋(山口県岩国市)へのプロジェクションマッピングなどを紹介します。併せて、関連コンテンツやプロジェクションマッピングテーブルなどのシステムを展示いたします。

<関連情報>
第9回FORUM8デザインフェスティバル2015-3Days
https://www.forum8.co.jp/fair/report/201601-df2015.htm

○最先端表現技術利用推進協会(表技協)
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会は、「最先端の表現技術を積極的に使いこなすための団体」として様々な業界のユーザーやメーカー、クリエイターを会員として2013年11月に設立されました。
プロジェクションマッピング、3D立体映像、3DVR、MR、AR、3Dプリンター、デジタルサイネージをはじめ最先端技術を用いた表現の開発、利用推進、人材育成に総合的に取り組んでいる団体です。
表技協の活動について:設立趣旨

▼本件の報道に関するお問合せ:
一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会 事務局:太田
TEL. 03-6711-1957(直通)
Mail:info@soatassoc.org  URL:http://soatassoc.org/

▼イベントに関するお問合せ:
株式会社フォーラムエイト 営業サポート窓口
TEL. 0120-1888-58(フリーダイヤル)、FAX:03-6894-3888
Mail:forum8@forum8.co.jp  URL:http://www.forum8.co.jp/

▼前夜祭の当日の会場でお問合せ:
PRクエスト株式会社 担当:菊池
携帯. 080-3411-6498
Mail:kikuchi.prq@gmail.com  URL:http://www.pr-quest.jp/

五箇山合掌造り集落 世界遺産登録20周年を記念して 合掌づくりの3DVRアーカイブス構想を展開 ~最先端技術で、合掌造りの伝統を次世代に伝える~

富山県南砺市(市長:田中幹夫)と一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、会長:町田聡、略称:表技協)は連携し、世界文化遺産「五箇山合掌造り」を核とした「3DVRアーカイブス」(三次元仮想現実空間における記録の保存活用)構築に着手しました。
 本年、五箇山合掌造り集落は、白川郷と共に世界遺産登録20周年を迎えるにあたり、本事業において、最先端技術との融合により、五箇山の価値の高い文化資産の継承や普及、啓蒙を目的として実施していきます。

<画像1:五箇山合掌造り村上家の3DCG画像>
<画像1:五箇山合掌造り村上家の3DCG画像>

 今回はその第一弾として、国指定重要文化財である「村上家」の3DCGムービーを制作し、10月30日に開催される、五箇山合掌造り世界遺産登録20周年記念式典の会場にて公開します。
このムービーは、豪雪地域の自然の中で生活するための合掌造りの構造や、そこで暮らす人々の独特の風習や生活の知恵などが、手に取るようにわかるように再現したもので、ホームページ等でも一般公開します。さらに、観光、学校教育、地域振興においても活用していく予定です。今後、このムービーで使用した3DCGデータを様々な形で活用し、「南砺3DVRアーカイブス」の構築を目指していきます。

 表技協は、国の名勝に指定されている錦帯橋(山口県岩国市)や国指定重要文化財の円融寺釈迦堂(東京都目黒区)などのプロジェクションマッピングを手掛けた経験から、歴史的な文化遺産の3D制作に実績があり、会員のアーティストやクリエイターが参画した共同プロジェクトで担当しています。
また今回は特に、環境設計とICTによる環境デザインシステムの専門家であり、VR安土城の技術監修を務めた大阪大学 大学院工学研究科の福田知弘准教授の協力により監修を受けています。

 今後、表技協は「南砺3DVRアーカイブス」の経験を活かして、3DVRデータの活用を推進し、地域の活性化と安心をつなぐプラットフォームとして成長させていきます。

<3DCGのムービーの概要>
・タイトル:3DCGで見る五箇山の合掌造り ~構造に秘められた暮らしの知恵と伝統~
・長さ:約7分30秒
・公開方法:南砺市のホームページや展示会など

<参考図>

<画像2:村上家の仏間の様子>
<画像2:村上家の仏間の様子>
<画像3:村上家の1階の間取り>
<画像3:村上家の1階の間取り>

○富山県南砺市
富山県の南西部に位置し、世界遺産五箇山合掌造り集落や散居村、井波彫刻等の伝統的な生活文化が残っているまち。産業政策の一つとしてクリエイティブ産業の活性化を掲げ、来春にはクリエイターを誘致する「クリエイタープラザ」(仮)をオープンするなど、新たな産業の創造にも積極的に取り組んでいる。

○最先端表現技術利用推進協会(表技協)
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会は、「最先端の表現技術を積極的に使いこなすための団体」として様々な業界のユーザーやメーカー、クリエイターを会員として2013年11月に設立されました。
プロジェクションマッピング、3D立体映像、3DVR、MR、AR、3Dプリンター、デジタルサイネージをはじめ最先端技術を用いた表現の開発、利用推進、人材育成に総合的に取り組んでいる団体です。
表技協の活動について:設立趣旨

▼本件の報道に関するお問合せ
一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会 事務局:太田
 TEL:03-6711-1957(直通)、FAX:03-6894-3888
 Mail:info@soatassoc.org、URL:http://soatassoc.org/
南砺市 市長政策室 地方創成推進課 
 TEL 0763-23-2002(内線 1352) FAX 0763-22-1169

芝浦工大で学生によるプロジェクションマッピングを9/10夜に実施 ~大学向けカリキュラム「プロジェクションマッピング講座」の成果発表~

一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、理事長:伊藤裕二、略称:表技協)と特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会(事務局:東京都文京区、会長:榎並和雅、略称:VR学会)は、芝浦工業大学豊洲キャンパス(東京都江東区)において、9月10日(木)夜、大学などの教育機関向け実践的プロジェクションマッピング習得カリキュラム「プロジェクションマッピング講座」の成果発表として、学生によるプロジェクションマッピングを行います。

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▲写真は8月6日に行われたテスト投影の様子(クリスティ・デジタル・システムズ30000ルーメンプロジェクタ×1台)

<講座の概要>
本講座は、VR学会の呼びかけのもと、表技協が会員と共にカリキュラムの提供を担当し、芝浦工業大学の協力のもとで実現されました。国内の大学においてプロジェクションマッピングの本格的な教育カリキュラムを実施し、大規模な建築物(芝浦工業大学研究棟14階建)を利用して、成果を発表する試みは、例が少なくきわめて先進的な取り組みです。

2015年5月より、芝浦工業大学の学生約50名は、表技協の提供するプロジェクションマッピングの基礎から応用、課題制作等に関する講義を4日間受講し、さらに、映像制作やテスト投影の実践を3日間行い、その集大成として、9月9日(水)~11日(金)に開かれる第20回日本バーチャルリアリティ学会大会の懇親会(9月10日(木)夜)において、芝浦工業大学豊洲キャンパス研究棟に対して、映像投影をおこないます。

このイベントは、バーチャルリアリティ研究者にプロジェクションマッピングの教育成果を披露するイベントであるとともに、広く地元住民や一般の方にも公開されます。

<プロジェクションマッピング技術の教育と体系化を推進>
近年、プロジェクションマッピングは全国で様々な形態で実施されていますが、その効果に対する理解や、基礎的な技術・ノウハウはまだ十分共有されているとは言い難く、質の低下も懸念されています。今回の「プロジェクションマッピング講座」のカリキュラムは、表技協が、大学などの教育機関向けに開発したもので、知識や技術を、講義を通して学ぶだけでなく、実際に投影する実習を通して、効果的に習得することを目的としており、修了者には表技協から終了証が発行されます。また、表技協では、VR学会との連携により、大学生への最先端表現技術の教育活動の支援を通して人材育成に貢献するとともに、協会の活動を強化しながら、プロジェクションマッピングの技術を体系化し、他の大学や教育機関へのカリキュラムの提供にも拡げていく方針です。

VR学会は、大学生にプロジェクションマッピング講座を提供することにより、VR技術の普及・人材育成を推進するとともに、同学会の活動を強化していきます。

芝浦工大は、大学の既存のカリキュラムだけでなく、学生プロジェクトとして、最先端の表現技術をテーマにした教育機会の提供を支援することにより、学生の自主的な活動への意欲を高め、最先端の表現技術を学んだ学生を社会へ輩出していきます。

<開催概要>
第20回日本バーチャルリアリティ学会大会懇親会内イベント~学生によるプロジェクションマッピングチャレンジ~
・日時:9月10日(木)19:30~
・場所:芝浦工業大学 豊洲キャンパス 住所:東京都江東区豊洲3-7-5
・アクセス http://www.shibaura-it.ac.jp/access/toyosu.html
なお、第20回日本バーチャルリアリティ学会大会詳細は下記
http://conference.vrsj.org/ac2015/

また、本イベントには、学術研究・人材育成という本イベントの主旨に賛同し、VR学会賛助会員企業が以下の通り協力しています。
・全体企画・監修: 株式会社フォーラムエイト < http://www.forum8.co.jp/ >
・機材提供:クリスティ・デジタル・システムズ 日本支社< http://www.christiedigital.jp/
→ 30000ルーメンプロジェクター1台

<主催団体について>
○最先端表現技術利用推進協会(表技協)
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会(表技協)は、「最先端の表現技術を積極的に使いこなすための団体」として様々な業界のユーザーやメーカー、クリエイターを会員として2013年11月に設立されました。
プロジェクションマッピング、3D立体映像、3DVR、MR、AR、3Dプリンター、デジタルサイネージをはじめ最先端技術を用いた表現の開発、利用推進、人材育成に総合的に取り組んでいる団体です。
表技協の活動について:設立趣旨

○日本バーチャルリアリティ学会
1996年5月に誕生した特定非営利活動法人日本バーチャルリアリティ学会は、2015年で設立20年目を迎えます。活動内容は年々広がりを見せており、年次大会の開催、ICAT(International Conference on Artificial Reality and Telexistence)、ASIAGRAPH、Asia Haptics、ISMARをはじめとする国際会議の主催・共催、各種研究委員会の運営、さらには、国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC: International collegiate Virtual Reality Contest)や、VR技術者認定講習会・試験、文化フォーラム等、ユニークで多岐に渡る学会活動が活発に行われています。
日本バーチャルリアリティ学会の活動について:http://www.vrsj.org/

▼本件の報道に関するお問合せ:
一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会 事務局:太田
TEL:03-6711-1957(直通)、FAX:03-6894-3888
Mail:info@soatassoc.org  URL:http://soatassoc.org/

▼本件のイベントに関するお問合せ:
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会 事務局:山中、山森
TEL:03-5840-8777 Mail:office@vrsj.org URL:http://www.vrsj.org/

芝浦工業大学 企画広報課:
TEL:03-5859-7070 Mail:koho@ow.shibaura-it.ac.jp URL:http://www.shibaura-it.ac.jp/

サマーワークショップin白馬を開催

NPO地域づくり工房と表技協が共催したワークショップを長野県の白馬村で開催しました。ワークショップとあわせてシンク・デザイン様とコローレ様に協賛いただき、大型プロジェクターやレーザーによる講師陣によるデモンストレーションも実施しました。

■ワークショップ参加者詳細
参加者 24名(講義編24名、実習編20名)
内訳 メーカー(2名)、学生/教員(8名)、映像/デザイン制作会社(5名)、
地域開発/自治体(5名)、そのほか(4名)

BBQや山頂での投影ロケハン実習など、大自然を生かした講義プログラムが非常に好評で、都会では得られないプロジェクションマッピングの魅力に触れることができました。 ロケハンの結果、投影と運営の実習はエスカルプラザ前の小高い丘で行われました。

最後にワークショップ参加者に返答いただいたアンケートでは、講義編、実習編、BBQなどのイベントを合わせて、ほぼ全員が満足との結果を得ました。

▲BBQの様子
▲BBQの様子
 
▲大自然に囲まれた環境を生かした講義プログラム
▲大自然に囲まれた環境を生かした講義プログラム

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▲プロジェクションマッピング投影・運営実習

板橋区立教育科学館《史上最大の光学望遠鏡TMTと「光学の板橋」展》で プロジェクションマッピングの展示を実施

表技協ではこの度、啓蒙・教育活動の一環として、板橋区立教育科学館で2015年8月に実施された《史上最大の光学望遠鏡TMTと「光学の板橋」展》にて、プロジェクションマッピングの展示を行いました。

これは、板橋区内の小学校の夏休みに合わせて開催される夏イベントで、2015年は国際光年にあたることから、光学産業を推進する板橋区として、光に関する展示と光学産業に関する展示を行ったものです。国立天文台所有の直径30mの望遠鏡TMTに使われる分割鏡試作品と天文台模型、板橋区立郷土資料館所蔵の板橋生まれの光学機器、高橋製作所(板橋区)による望遠鏡などが展示され、これらと併せて、表技協がプロジェクションマッピング関連の展示に協力しています。

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■イベントで展示された表技協のパネル

表技協では、こども達にプロジェクションマッピングの仕組みを見てもらえるように、東京・目黒 円融寺の釈迦堂を3Dプリンタで出力したスケールモデルに対してプロジェクターから映像を投射し、同時に、昨年の大晦日のイベントで実際に行われた円融寺のプロジェクションマッピング投影の映像をモニタで閲覧して、見比べられるような工夫を行いました。立体物に映像が映し出されるのを間近で見て、多くのこども達がプロジェクションマッピングに興味を持ったようでした。小さな子どもは不思議そうに、大人は感心しながら映像に見入っていました。

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■実施概要
日時:2015年8月1日(土)~30日(日)
場所:板橋区立教育科学館(東京都板橋区常盤台4-14-1)
期間中来館者数:35,307人

《先端コンテンツ技術展》出展

第1回先端コンテンツ技術展は、2015年7月、東京ビッグサイトで3日間にわたって開催されました。表技協はフォーラムエイトと共同で出展を行い、全周囲マッピングによるデザインシミュレーションシステム「プロジェクションマッピングテーブル」を展示いたしました。

本展示会は、「エンターテインメントと最新技術をむすぶ見本市」ということで、最先端の表現技術や手法を求めて来場された多数の方が、映像に包み込まれるように覆われた物体に興味を引かれて、プロジェクションマッピングテーブルの前で立ち止まって熱心に見入ったり、スマホを掲げて写真や動画撮影をされていました。

プロジェクションマッピングテーブルは、今後コンテンツや表現を一新し、2015年11月3日から8日まで開催されるSIGGRAPH ASIA2015 KOBEにて展示を行う予定です。どうぞご期待ください。

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■実施概要
日時:2015年7月1日(水)~3日(金) 
場所:東京ビックサイト

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラムシンポジウムに出展報告

超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)は、独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)および関連分野の企業、有識者、総務省によって設立された団体です。映像、音響、触覚などの五感情報を伝達することで、遠隔でも臨場感豊かなコミュニケーションを体験できる技術を研究開発し、戦略的に推進することを目的としています。

表技協では同フォーラムに会員組織として参加し、活動を行っています。2015年6月4日、日本科学未来館にて同フォーラムの定期総会と併せて開催された「超臨場感コミュニケーション」シンポジウムでは、表技協からプロジェクションマッピングテーブルのデモ展示を行いました。

シンポジウムは、2020年の東京オリンピックを視野に入れ超高精細映像(4K,8K)をテーマにした講演や、超高齢社会を題材とした講演・パネルディスカッションを通して、今後の映像技術の研究開発の方向性についての認識を深める内容となりました。

総務省の武井大臣官房総括審議官が表技協コーナーを見学。 町田会長よりプロジェクションマッピングテーブルの説明を行った。
総務省の武井大臣官房総括審議官が表技協コーナーを見学。
町田会長よりプロジェクションマッピングテーブルの説明を行った。

錦帯橋プロジェクションマッピング 「時空の架け橋」を実施

歴史ある錦帯橋で初のプロジェクションマッピング

2015年5月30日、表技協は一般社団法人 岩国青年会議所が主催する創立60周年記念事業において、日本三名橋のひとつである山口県岩国市にある錦帯橋へのプロジェクションマッピングを実施しました。

錦帯橋は1637年に錦川に架けられた全長約200mの木造五連アーチ橋で、プロジェクションマッピングは初の試みです。今回は「時空の架け橋」をテーマに、橋という建造物の特徴を活かして、上流の川岸に設置した3台のプロジェクターから3箇所の橋脚部分へ映像を投影。AAIひろしまPlan(代表:泉尾祥子)のメンバーが制作した、白蛇をはじめ岩国にゆかりのある題材を用いたオリジナル映像コンテンツを用いて、19:45 から 21:00まで4回に渡って実施しました。

開催当日は雨模様でしたが、錦川の川岸には多数の地元市民が集まり、投影された映像には喜びや感激の声が聞かれました。記念パーティーの参加者は十隻ほどの屋形船に乗り、船上からプロジェクションマッピングを鑑賞しました。

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錦帯橋を中心とした風景は、山間部と清流からなる自然と太鼓状の橋が見事なまでのバランスで共存した、稀にみる絶景です。昼間だけでなく夜の暗闇においてもその素晴らしさを伝えることに挑戦したのが今回のプロジェクトでした。橋脚に投影された映像は川面へと映り込み、太鼓橋は雲の明かりによって美しいシルエットとして浮かび上がりました。映像そのものだけではなく、錦帯橋周辺の自然と一体となって初めて作品が完成したといえます。

このように、貴重な歴史的建造物であり地域の宝でもある錦帯橋に、最先端の映像技術であるプロジェクションマッピングをおこなうことで、地域の宝としての価値を高めることに貢献できました。

今回の試みは、メインスポンサーとして参画したフォーラムエイトが、投影対象の計測によって得られた点群データを活用して3DVRモデリング・投影シミュレーション等を行い、土木構造物へのプロジェクションマッピングを支援する最新技術で協力することで実現しました。

また、表技協には最先端の表現技術に精通し、豊富な実績を持つ技術者やクリエイターが多数所属しています。今回の経験を活かして、地域活性化を目指す全国各地等でのプロジェクションマッピングに積極的に対応していく方針です。

主催 : 一般社団法人 岩国青年会議所
協賛 : 株式会社フォーラムエイト
プロジェクションマッピング製作: 一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会
コンテンツ制作 : AAIひろしまPlan
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錦帯橋へプロジェクションマッピング「時空の架け橋」を最先端表現技術利用推進協会が実施 ~日本三名橋の錦帯橋へ最先端の映像技術で街おこし~

一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会(本部:東京都港区、会長:町田聡、略称;表技協)は、日本三名橋のひとつである山口県岩国市にある錦帯橋 (きんたいきょう)へのプロジェクションマッピングを5月30日(土)に実施します。錦帯橋は日本三名橋のひとつで、錦川に架かる全長約200mの木造五連のアーチ橋で、他に例を見ない美しい景観の日本を代表する木造橋です。

このプロジェクションマッピングは、一般社団法人 岩国青年会議所が主催する創立60周年記念事業のプログラムとしておこなわれるものです。錦帯橋において、プロジェクションマッピングがおこなわれるのは初めてです。

<錦帯橋には岩国ゆかりの映像が投影されます:画像は白蛇の投影イメージ> (C)宮﨑しずか
<錦帯橋には岩国ゆかりの映像が投影されます:画像は白蛇の投影イメージ>
(C)宮﨑しずか

今回のプロジェクションマッピングでは、木造五連のアーチ橋という建造物の特徴を活かして、橋の橋脚部に、岩国にゆかりのある映像を映し出します。岩国青年会議所では記念パーティーの特別プログラムとしてこの企画を実施して、錦川の河川敷からその様子が見られます。

○錦帯橋プロジェクションマッピング「時空の架け橋」について関連記事

岩国青年会議所では、60周年記念事業として、貴重な歴史的建造物であり地域の宝でもある錦帯橋に、最先端の映像技術であるプロジェクションマッピングをおこなうことで、地域の宝としての価値を高めます。今回の事業により、歴史的価値の高い文化財である錦帯橋の夜間の価値を高め、錦帯橋の美しさを全国に広く発信することで、その価値を再認識していただき、地域活性化に役立つことを期待しています。

表技協は、岩国青年会議所の依頼を受けて、同イベントに協力し、最先端の表現技術を屈指して錦帯橋の3Dスキャニングからプロジェクションマッピングまでの実施を担当します。表技協ではこれまでにも、円融寺(東京都目黒区)プロジェクションマッピングへの支援をはじめプロジェクションマッピングを活用した事業の実績があり、表技協会員が持つ技術を活かして、橋という建造物への実施を担当します。歴史的価値と最先端表現技術を融合した新らたな価値を創り出すことを目指します。

コンテンツ制作は、表技協会員の中国・四国を中心に活動するクリエイター集団、AAIひろしまPlan(代表:泉尾祥子)が担当します。
今回の企画の実現にあたっては、株式会社フォーラムエイト(本社:東京都品川区、社長:伊藤 裕二)が錦帯橋の3Dスキャニングを実施し表技協に3Dデータを提供するなど協賛して特別に支援しています。

<建築物用の3Dスキャナで錦帯橋を計測>
<建築物用の3Dスキャナで錦帯橋を計測>

最近、プロジェクションマッピングは、東京駅舎や大阪城などのイベントで実施されており、注目の高まる映像技術となり、各地の名所などで地域振興による企画で採用が増えています。
表技協では最先端の表現技術に精通し、豊富な経験を持つ技術者やクリエイターが多数メンバーとして所属しており、地域ごとの特長を活かした最先端の表現技術を提供していきます。
今後も表技協では、全国の名所等でのプロジェクションマッピングにも対応していく方針です。

○錦帯橋プロジェクションマッピング「時空の架け橋」実施時間
※天候などにより実施時間の変更や中止になる場合があります。
1回目を19:40 – 19:55 、以降 21:00まで4回ほど実施予定。
最新情報は下記のホームページを参照ください。
http://www.iwakunijc.com/

○錦帯橋について
錦帯橋は、延宝元(1673)年、岩国藩主吉川広嘉によって創建され、反り橋の構造は精巧かつ独創的で、現代の橋梁工学からみても非のうちどころがないと言われています。
橋の長さは、橋面にそって210m、直線で193.3m、幅5m、橋台の高さ6.64mで1922年 (大正11年) には国の名勝に指定されています。
春は桜、夏は鵜飼いや花火の夜景、秋は紅葉、冬は雪化粧と、「錦」の名の通り、四季おりおりの色彩豊かな景観が楽しめます。年間70万人程の観光客が錦帯橋を訪れています。(平成24年度岩国市観光客動態調査より)
http://kintaikyo.iwakuni-city.net/

○プロジェクションマッピングについて
プロジェクションマッピングとは、四角いスクリーンではなく建物や空間の形状に合わせて映像を投影することで、建物や空間に新たな価値を与えることができる最先端の映像表現技術です。
2012年東京駅の100周年記念イベントで駅舎に投影されたことで一躍脚光を浴びることになりました。 その後はディズニーランドなどのテーマパークでも常設されようになり、特にここ数年は地域の集客用イベントとして文化財を中心に地域自治体が主体となり実施されることが多くなっています。

○表技協について
一般財団法人最先端表現技術利用推進協会は、「最先端の表現技術を積極的に使いこなすための団体」として様々な業界のユーザーやメーカー、クリエイターを会員として2013年11月に設立されました。
プロジェクションマッピング、3D立体映像、3DVR、MR、AR、3Dプリンター、デジタルサイネージをはじめ最先端技術を用いた表現の開発、利用推進、人材育成に総合的に取り組んでいる団体です。
表技協の活動について:設立趣旨

○クレジット
主催 : 一般社団法人 岩国青年会議所
協賛 : 株式会社フォーラムエイト
プロジェクションマッピング製作 : 一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会
コンテンツ制作 : AAIひろしまPlan

▼本件の報道に関するお問合せ:
一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会 事務局:太田
TEL. 03-6711-1957(直通)、FAX:03-6894-3888
Mail: info@soatassoc.org
URL:http://soatassoc.org/

▼本件のイベントに関するお問合せ:
一般社団法人 岩国青年会議所 担当:佐川賢
TEL, 0827-23-1177
URL: http://www.iwakunijc.com/

 「災害リスクの可視化とデジタルサイネージによる視聴体験アンケート調査」監修

2015年1月27日、最先端表現技術利用推進協会の町田聡会長の監修および東京都市大学 吉川弘道教授の指導および株式会社フォーラムエイトの技術支援のもと、「デジタルサイネージによる災害リスク認知効果の評価実験」が実施されました。
この実験・調査は、2014年1月にも実施されており、今回で2回目となりました。災害リスクを3次元バーチャルリアリティ(3D・VR)で可視化して防災教育へ活用する研究の一環として位置づけられ、学生と社会人による被験者10名に大画面・中画面・小画面と、画面サイズの異なる3種類の視聴環境で体験させることで、画面サイズによるリスクの認知効果の違いを検証し、今後の防災活動・防災教育に役立てることを目的としています。

学生3名+社会人7名で構成された計10名の参加者は、3DVR映像のスクリプトによるアニメーションで、都市沿岸部における津波および都心でのビル倒壊 を体験しました。
アンケートでは、災害威力の認知を筆頭に大画面の評価が最も高くなった一方で、中画面ではディスカッションの行いやすさ、小画面では手元 での扱いやすさなどが評価されました。
防災教育への可能性に加えて、リアル感、臨場感についての課題も認識され、非常に有意義な調査となりました。

実施概要
日時 2015年1月27日(火) 午後2時~5時
場所 フォーラムエイトショールームおよび小会議室
被験者 10名(学生3名+社会人7名)
被験者の特性 学生(災害リスクを専攻しているが、VRに関する知識は浅い)
社会人(IT企業に勤務しているが、VRの技術知識は浅い)

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ビジュアルメディアExpo2014出展報告

日時:2014年12月3日 (水)~5日(金)
場所:パシフィコ横浜 主催:アドコムメディア

表技協は本イベントの主催者企画に参加。表技協関連の6つのコーナーでの展示を行いました。会場には表技協会員ブースも同時出展し、法人会員のレバトロン(エンコーダ/伝送システム)、日本フォームサービス(多面ディスプレイ設置用金具)、表技協(フォーラムエイトによる円融寺模型プロジェクションマッピング、UC-win/Roadデータ)の3つの展示で構成されました。

第3回プロジェクションマッピング ワークショップ報告

日時:2014年11/21(金)、11/28(金)、12/1 (月)
会場:フォーラムエイト セミナールーム

座学での知識習得だけではなく、実際にプロジェクションマッピングのコンテンツ制作からイベントの実施(設置・運営)までを体験できる実践型のワークショップとして、1部の2D制作/発表と、2部の3D制作/発表のふたつのクールで構成されています。

1部の2D制作では、パシフィコ横浜展示ホールでのビジュアルメディアExpoで、実際に投影体験を行いました。2部の3D制作では、大晦日の円融寺イベントでの作品投影となっています。

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SIGGRAPH2014に出展

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SIGGRAPHはACM(米国のコンピュータ計算科学分野の学会)の分科会で、今年はカナダのバンクーバーで開催されました。表技協はフォーラムエイトの出展ブースの一角にコーナーが設けられ、表技協会員のクリエーター、吉川氏、阿部氏、プロデューサーである町田会長が制作した立体視対応のプロジェクションマッピング作品「THE 3D BOX」をデモンストレーション展示し、立体視に対応したプロフェッショナル向けのテクニカルサービスの提供が可能なことをアピールしました。

来場者からの反応は大変好評で、ほぼ全ての方が”So Cool”と感想を述べるほどでした。

ブースにお越しいただいた皆様は、世界初とも言えるアクティブシャッター方式によるフルカラープロジェクションマッピング作品を堪能していました。

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▲表技協展示コーナーの様子

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